静風徒然ブログ

心の赴くままに、鳥のように、虚無の世界!

遺品が廃品業者に

2007-03-10 12:09:15 | Weblog
ヤフーオークションを覗いていたら何と!
私の作った尺八が出品されているではないか!
しかも3本も同時に、

思い出の作で、懐かしい!
3本以上も私から尺八を買った人は忘れない。
数年前に他界されたM師である。

最初の9寸管の鳴りがとてもよかったので、もう1本、
もう1本と多分5本くらい求められたことを思い出す。
最後にお譲りした8寸管は自分の吹き量よりも
随分鳴りがいいというのでどうしてもということで
お譲りした経緯がある。
その8寸管も、出品されている。

オークションに出品されると試し吹きができないので、
見た目で皆さん購入する。
どんなにいい管でも由緒ある銘の管でなければ
せいぜい1万円止まり、

ふと考えた。なぜ廃品業者に?
あんなにご主人が好きで吹いていた尺八を
亡くなった途端にゴミのように捨てるなんて、、

これも現代では仕方の無いことか?

(追伸)
結局は私と塾生で各1本ずつ、2本の買取りに成功でき、安堵。


明暗の世界

2007-03-02 21:37:08 | Weblog
多聞師がよく私に説いた。
これからの世の中は「白黒をはっきりつけろ」と

「駄目な人間を相手にするな! そばに置くな! 
そんな人間は君のためにならない」

最近その言葉が身に滲みる。

姑息な手段を使って、こそこそと隠れ芝居をする人間が多い。
顔をあわせると、いかにも忠節な言葉を使って媚を売るが、
裏に回ると、反発的な思考をめぐらす。

そんな連中に付き合っていると、自分自身が嘘つき人間になりかねない。
「君の顔を見るのも嫌だ!」とはっきり言ってやるのが、
真心なのかも知れない。

そんな姑息な連中とは勇気を持って決別し、
心美しい友に、もっと誠を捧げなさい、というのが、多聞師の教えだったようだ。