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マリバール 文集・ギャラリー

12月21日 『混浴酒場 立ち呑み処 味串(mixi)』

2007-12-29 07:42:27 | 抱茎亭日乗メモ
 おまた兄にも「その恰好で仕事行ったの?」と言われたが、今日はちょっと変わったスカートを履いていた。
もう何年も前に買ったジャン・ポール・ゴルチェの赤。
前と後ろから見るとミニスカートで、横からだとロングスカートに見える。

『おまた』を出て池袋駅を西口から東口に抜け、『ビックカメラ』を過ぎた辺りで、並んで歩いていた男性に「面白いスカートですね」と声をかけられる。
「どんな風になっているの?」と聞かれたので、立ち止まって
「大きな長いストールの真ん中を丸くくり抜いてスカートにしてる感じ」
と解説してスカートを広げて見せたあげた。

「どこ行くんですか?」
「帰るんです」
「飲みませんか?」
「ご馳走してくれるんですか?」
「いいですよ」
「ではどこへ?」
と思ったら最近出来た立ち飲み屋の前だった。

店内には富士山の絵が書いてあり、立ち飲み用の高いテーブルの下には、脱衣かごのようなバスケットが置いてあった。そこに荷物を入れる。
「銭湯なんだね」と男性。ほう。店先の赤い提灯に「混浴酒場」とあった。

後日確認。『混浴酒場 立ち呑み処 味串(mixi)』という店だった。
風俗店の隣という場所も、ふざけてていい。店員は若い女の子だった。

男性はファッション関係の仕事をしていると言った。
黒に赤の細かい模様のシャツ、茶髪、お笑い芸人の誰かに似ている。

格好と髪型を誉められ、仕事の話などして、一杯飲んだら頬を指で触ってきたりしたので、帰ることにした。
「一緒に行ってもいい?」
「駄目」と言ってるのについて来て、手を繋いで男性の上着のポケットに入れられた。
「帰らなきゃ駄目?」
「駄目」
「じゃあね」

手を振って別れる。楽しかった。

今回、2006年1月19日に藤木直人似の男子に「コーヒー飲みませんか」と言われて断ってしまった反省は活かされた。
しかし、今日の男性は好みのタイプではなかったので、ますます藤木直人を逃したことが悔やしく思い出される。

楽しかったのは、変な人、悪い人ではなかったし、もうこの先ナンパされる事などないだろうと思っていたのに声をかけられ、誉められ、ご馳走してもらって気分が良かったからだ。
ありがとうございました!!

そう言えば、ナンパ師ギネス君はとんと見かけない。引っ越したかな。

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