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iPhone 7のおさいふのガラパゴス

mac |2016-09-11
iPhone 7(とApple Watch Series 2)にFelica搭載で日本でもApple Payが使えるようになるけど、それは日本だけでしか使えないサービスで、海外で運用されているApple Payとは互換が無いということが発表後すぐに明らかになりました。故にAppleは世界中で何故かiPhoneの売り上げがいい日本におもねったとか、iPhoneはガラケーになったとか言われるわけですが、以下の記事では搭載しているパーツ自体は世界共通らしいことが述べられています。

新型iPhoneに「日本専用機」が出現したワケ (東洋経済オンライン) [Yahoo!ニュース]
FeliCaではNFC Type Fという技術が決済に用いられる。日本向けのiPhone 7およびApple Watch series2には欧米で用いられているNFC Type A/Bも搭載されているが、内部でリージョンコード(使用地域番号)を切り替える必要があるとのこと。すなわち欧米でApple Payによる支払行うには、リージョンコードを日本以外に切り替えた上で、現地発行のクレジットカードを登録する必要がある。

NFCの国際規格はType A, Type B, Type Fがあるそうで、このうちType FがFeliCaなのだそうです。でもって、iPhone 6s以前のモデルではA,B対応のチップが乗っていたのが、iPhone 7では A, B, F に対応した物が搭載されたかF対応のものが追加されたという事なのでしょう。

NFCの国際規格として2017年4月からA,B,Fを搭載するということが決定されたのが今年の7月の事だったようです。NFCの規格がそのように定まったことから、7月の段階でのiPhoneへのおサイフケータイ対応は来年のモデルからだろうという予想を立てる記事も散見しました。実際、

iPhoneでモバイルSuicaが使えるようになる? - NFC対応スマートフォンにFeliCa搭載という流れ [マイナビニュース]

という今年7月の記事には
そうなると、iPhoneにも現在のNFC Type A/Bだけでなく、Type F、つまりFeliCaが搭載されることになる。その場合、おのずとモバイルSuicaへの対応も期待できる。今年9月に発表するとみられる次期iPhoneには恐らく間に合わないが、来年以降のモデルでは、iPhoneでもモバイルSuicaをはじめとしたおサイフケータイサービスが使えるようになるかもしれない。
としめくくっています。

iPhone 7が従来のチップに加えてType Fのチップ(Felica)を搭載したのか、それともA, B, F全ての対応したチップを搭載したのか分かりませんが(最初の記事だと別々っぽいですか)、今後のNFCの仕様変更に対応した結果、日本でApple Payサービスを開始できちゃったってことなんじゃないかなぁって思った次第です。(だからNFCのデータ処理部分の規格が定まってそれがソフトウェアで対応可能だったら、来年、iPhone 7もソフトウェアアップデートで海外モデルでJRの自動改札を追加できるなんてことになるかもなぁ、とか淡く思ったりしました)

結果として日本での利用にうれしい仕様になったんだからオーライってことです。でも個人的にはVISAが使えないので、iPhone 7を購入する理由にはあまりならない。しかし、iPhone 5以降とペアリングしたApple Watch Series 2を利用しての交通機関や店舗での支払いは可能なようなので、Apple Watchの購入なら可能性が…とか思ったりします。あーでも、腕時計を自動改札の読み取り機にくっつけるってのは現実的じゃないなぁ。
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