日々適当

hibitekitou

Mac Studio を固定する

mac |2024-03-10

ケンジントンロックのための穴はMac Studioにも空いているのだけど、Appleの美学なのか目につかないところに配置されています。すなわち底面の隅っこです。
ここにワイヤーを繋ぐための装置は当然ながらそれなりの出っ張りがあるため、それを直接この穴に刺そうもんなら底面が派手に浮き上がること間違いありません。Apple的には横に倒して配置すれば?ってことなのですかね。世の中的にはそうするスタンドも売られているから非現実的なことではないとはいえ、何を考えているんだろうと思わなくもないデザインです。


しかしてそれはサードパーティの商機にも繋がるわけで、Apple StoreでもKensington Locking Kit for Mac Studioってのが売られていたりします。ケーブル付きで9800円(税込)。それのケーブル無しがAmazonあたりでは6480円で売られていて、それがどうやらこの手の製品の最安の模様。幸いアウトレット品があったので6000円未満で購入することができました。

まあ高いといえば高い。しかして仕方ないとも言えまする。(Mac Studioのレイアウトの工夫でこの手の装備を使うことなくセキュリティワイヤーを使うこともできましょうが、そうレイアウトすることが無理だったんでね)
ということで設置してあったMac Studioを無理やり引き出して取り付けました。この状態でワイヤーがうまく繋がるかはまだ試していないのでわかりませんが、多分大丈夫でしょう。
それにしてもAppleのこの辺の美学はもうちょっとなんとかならないかなって思ったりはします。もっともMac Pro 2019や2023(2013も)にはそれ系の穴が空いておらず、セキュリティロックなワイヤーをつけるためのサードパーティアダプタが販売されているぐらいなので、それが最初からついているMac Studioは結構妥協したのだよ?ってことかもしれませんね。MacBook Proといったノート系やMac mini、iMacにもロックのための穴は空いてないし。

個人的にはこの辺のセキュリティワイヤーを繋いで物理的に盗みにくくする施策というのはとても嫌いです。メンテナンスしにくくなるんで。ただパーソナルユースじゃないところでは監査とか普通に盗難対策としてとか色々ありますから、必要な装備といえばそうなんです。迷惑なことです。

ちなみにWindows系のノートPCでもゲーミング系にはその辺のロック穴が空いていない機種があります。職場でGPUがそこそこ強力で安いノートPCを入れようとした時、ゲーミングPCが一番安いためそれを選んだら、セキュリティロックのための穴がないから施錠できるところに保管してくださいって念押しされたし。デスクトップ機にはついていないから強力な粘着テープでその穴の開いたパーツを貼り付けたりしてました。

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.DS_Store

mac |2024-02-16

ちゃんと調べたことがなかったmacOSが作るファイル .DS_Store。ざっくりいうと、フォルダのカスタム属性を保存するファイル、とのことです。主にFinderにより使用されるもので、フォルダ内の表示や配置に関する情報を保持しているそうです。ラベルもここに記録されるとChatGTPに質問したら返答してきました。

というわけでなんでこんなことを今更調べたのかというと、SMBでマウントしたLinuxの共有フォルダ内のファイルの一覧の取得に異様に時間がかかってたのだけど、ネットワーク上のディレクトリに対して.DS_Storeの作成を抑制するコマンドを実行後、嘘のように軽快にファイルの一覧を返してくるようになったんですね。そんな経験をしてしまった。その原因だったらしい.DS_Storeって本当にいらない子なのか?って調べてみたわけです。
個人的にはFinderではリスト表示でしか使ってないし、名前順で表示されたとしても都度更新日時順に並べ替えるぐらいは苦にならないしで、だから.DS_Storeはネットワーク上のフォルダには必要ないとも言えそうだ、との感触は得ることができました。大きな問題はないだろうという確信を得ることができたんで、.DS_Storeを対象にネットに記事を書いた人やChatGPTに感謝です。

defaults write com.apple.desktopservices DSDontWriteNetworkStores -bool true

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勝手にSonoma

mac |2024-01-31

今年もmacOS Installer Notificationのロールアウトが始まり、macOS 14 Sonomaへの誤アップグレードが相次いでいるもよう。[Apple Ch.]

macOS Installer Notificationのロールアウトが始まりアップグレードを即す動作をmacOSがするようになって、で、上記リンクの記事が上がってきているわけですが、ふーん、って見ておりました。
んが、母曰く、(Venturaの入った)MacBook Proがおかしいということで見てみると、再起動し起動に異様に時間がかかっている…。そして起動してきたのはSonomaでした。どうやら罠にハマった模様。

母環境はあまり操作感を変えないようにってことで日本語入力はかわせみを使っていたので、正式対応しているかわせみ4を購入したりと、1月最後の日の遅い時間、バタバタしておりました。

しかし実際のアップグレードプロセスが始まるまでにいくつかのハードルがあるように思うのだけど、どうしてこうなった?って思っております。まあそのうちあげるつもりでいたし、大きなトラブルには今のところなってないから、まあいいかと言ったところです。

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MacからWindows向けZipファイルを作成する

mac |2024-01-25

macOSでzip圧縮すると、文字コードをUTF-8でファイル名を保持する関係上、Windowsでそれを伸長すると文字化けするのは有名なお話です。Windowsではファイル名の文字コードがShift-JIS(CP932)として保持されている前提で伸長することが原因すね。Windowsも当然ながらUTF-8への対応も可能なのだけど、色々不都合が怖いから一般的にはデフォルトのままで使うことが多いらしい。

ってことで弱小であるMac環境利用者としてはWindowsユーザに忖度したzip圧縮を行いたいわけですが、個人的にその用途でとてもありがたい存在であったWinArchiver Liteは、どうやらついにMac App Storeからも入れることができなくなってしまったようで、代替手段を探していました。

で、どうやら良さそうなのが

DTP Zipper[ものかの]

です。まさにその目的のためだけに作られたツールのようで、それゆえに信頼できる一方、暗号化といったそれ以外の高度なことはできないようです。その場合は、圧縮後にzipcloakコマンド使ってパスワード設定(暗号化)してあげることになりましょう。

別ツールとして

Keka

ってのも良さそうです。こちらはMac App Storeでも販売されているけど、無料で落とせて使用可能です。気に入ったら購入するのがいいでしょう。

そんなわけでWinArchiver Liteの代替ツールがとりあえず見つかったので良かったなと思った冬の木曜日でした。

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DaisyDisk

mac |2023-12-14

定番ツールなのだと思います。DaisyDisk

ディスクの中を視覚化して見せてくれるツール。

正直日常的に使うツールじゃないから何でこれを持っているのかおぼえてないのだけど、Mac App Store版のライセンスを持ってました。

このツールは階層を辿っていくことができて、その階層内のファイル・フォルダをファイル・フォルダサイズの大きい順に画面右側にリスト表示してくれます。これが今回役に立ちました。

システム設定の情報→ストレージに帯グラフでシステムディスク内の使用量をファイルの種類ごとに帯グラフで表示してくれます。

システムデータはグレーで表示されます。でね、1TB SSDで空き領域が20GBほどしかない状態でそのシステムデータが650GB超えるサイズを示しているんですよね。明らかに何かおかしい。しかも使っているうちに20GBの空き領域がジリジリと減っていくわけですよ(半日使うと数GB消えている。再起動すると戻る)。
で、何が悪さしているのかなって探ろうとしたとき、/private の中とかFinderからなかなか探れないわけで。まあターミナルコマンドを駆使する人は問題なくやってのけるのだろうけど、ムキーってなっている心理状態でんな方法を考えるのは嫌なので、こちらのツールの出番なわけです。
/private/var の中のある階層が300GB超えるサイズを使ってました。あるツールが作っている階層ですな。それが明らかになりました。まあそれを全部消してもまだ300GB近いシステムデータが残っているわけだけど、それでもこのあるツールの問題を解消できれば300GB以上の空き領域が確保できるかもしれないと、少し希望を見せてくれたDaisyDiskありがとうと思った木曜日でした。

<追記>残りの300GBのうちの半分は正常なシステムデータとして、もう半分はUEのデータでした。UEのインストールデータ量って結構バカにならないから外付けSSDにインストールしてたんだけど、どうもインストールするタイミングでそのストレージがマウントされていない状態になってた模様。ExtDiskって名前の外付けストレージだとして、/Volumes/ExtDisk ってパスにマウントされていたのだけど、UEインストール時に実際はマウントされていない場合、普通に/VolumesにExtDiskフォルダが作られてそこにインストールしやがってたわけです。で、すでに ExtDisk が/Volumesに存在しているから、SSDは /Volumes/ExtDisk 1って名前でマウントされてんのね。それに気づかずUEを3バージョンインストールして、システムドライブを百数十ギガ消費しちゃってた次第。</追記>

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SonomaでのeGPU

mac |2023-11-11

eGPUは現状ではApple Silicon Macでは動作しないけど、Intel Macではサポートされているはずで、でもメインマシンをIntel Macから移行した現在、動作を確認することをしていなかったのでしておこうかと思いました。思いましたというか、どこにも接続されず場所だけを取っていたeGPUボックスをいい加減処分するにあたり、動作チェックをしておこうと思っただけなのだけど、せっかくなのでSonomaでどうかと確認してみた次第。

はい、認識されておりました。接続したのはMacBook Pro 2018でございます。

せっかくなのでCinebenchを走らせた結果がこちら。Vega 56なのでこんなもんなのでしょう。それよりこのベンチマークを走らせるとファンが唸りうるせぇってのはApple Silicon Macを使っていると強く思うわけです。

動作上気になったのは、マシンを再起動させた時、eGPUボックスに繋いだディスプレイが認識されなかったことですかね。ただ、そのディスプレイはMacBook ProのUSB端子から電源を取っていた古いモバイルディスプレイだったから、電源供給されるタイミングの問題なのかもしれません。HDMI経由での接続だったのだけど、HDMIケーブルを挿し直せばモニタは映るし、ディスプレイを認識していない状態でもシステムレポートでeGPUバックスやGPUは認識していたので、まあ問題はないんだろうなと思います。

Cinebenchの結果のグラフを見るとGeForce RTX 2070という二世代前のミドルレンジにM1 Ultraも負けているというのは、消費電力を気にしない分野におけるGPUの競争力という意味で残念な限りです。ThunderboltによるeGPUじゃなくてもいいから、何かドーピングする手段が出てくるといいですなぁ。
ただしGPUに関して言えばM3はとても進歩しているそうで、M1 MaxとM3 Maxを比較して Octane Standalone 2023.1 の計算結果が3倍だったり、それはRTX 3090の半分程度の速度差で済んでいる数字だったり、なんて結果が出ているようです(参考:Xのポスト) 。少なくともMetalを使用したGPUレンダリングには顕著なパフォーマンスの向上が見られるようで、M3 への最適化が進めばさらに伸びる可能性もありそうということで、そこは期待します。
なを、M3のGPU性能がガッカリと言っている勢力がいらっしゃるようですが、それは

記事にも書いたのだけど、M3のGPUはM2に比べ
・演算スループットはコアあたりほんの少し上がっただけ
・つまりコア数に比例する分ぐらいの違い+α
・Metal3が使う頂点シェーダとレイトレを加速する機能が入ったのでレンダリング速度は倍以上になった
・M3 MaxでM2 Ultra超えるのはお得
って話です

Xの本田雅一 氏のポスト

ということみたいです。向上したレンダリング性能を活かせない分野ではM2と比較してそんなに早くなってないってことっすね。

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Parallels Desktop上のWindowsでBlenderが起動した

mac |2023-11-04

起動したからなんだ?って感じではあるけど、macOS Sonoma上のVMであるarm版のWindowsでx86版のアプリであるBlenderが起動したよ、へぇ、って感想なお気持ちを表明するだけのエントリです。

ちなみに使用しているParallels Desktopは最新バージョンということになります。
VM上のmacOSでディスプレイの解像度が変更できるようになったんじゃなかったっけ?って思ったのだけど、Ventura時代に作ったVM上のVentruraではそれができません。ってことでSonomaを新規インストールしてみたけど、そしたらVMを表示しているウインドウサイズを変えることで解像度が追従するようになってますな。

まあともあれ、今から数年後、Sonomaまでしか動かないアプリが出てきたとして、それを活用するためにこのVMは残していきましょうか。

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パスワード付きZipファイルを作成

mac |2023-11-03

zipファイルにパスワードをつけて、ファイルとパスワードを別のメールで送付するという商習慣に対応しつつ、それを可能にする専用の仕組みを利用しない場合には手動で頑張るということになります。というわけでパスワード付きのzipファイルを作るわけですけど、macOSのFinderから圧縮をかます場合、UTFのNFCやらNFDやらの問題とかFinder情報やら拡張属性やらが保持されたりやらでmacOS以外の相手に渡す場合あんまりよろしくないので、WinArchiver Liteを使うのですけど、そいつが設定できるパスワードって数字四桁なんすよね。

体裁が悪いので長いパスワードを設定したいときは、だからターミナルを使います。WinArchiver Liteでパスワードなしで圧縮して、出来上がったzipファイルをターミナルからパスワード設定をしてあげるわけですな。

zipcloak [zipファイルのパス]

それでパスワードを聞いてくるんで、設定してあげればOK。とりあえずWindowsからもMacからも問題のないパスワード付きのファイルが出来上がります。
しかして、面倒なんすよね。

ターミナルから直接 zip -e [出力ファイルパス] [圧縮したいファイルパス] (フォルダを圧縮なら-rオプションが必要)を実行してzipファイルを作れるけど、それだと.DS_Storeとか作られる上、NFDでファイル名が保持されちゃうからちょっといやん、ってなります。まあ__MACOSXフォルダは作られないみたいだけどね。.DS_Storeを作らないようにするには-xオプションで -x "*.DS_Store" とかすればいいみたいだけど、NFDのファイル名のまま圧縮されちゃうのは変わらない。

いやぁこまりますなぁ。どうしたもんですかねぇ。

そういえばMac App StoreでWinArchiver Liteはもう配布してないんですね。公式ページに行ってみると「現在提供が停止されています。提供再開に向け鋭意対応中ですが時期は未定です。何卒ご了承ください」ってなってるから配布を再開する意思はあるのだろうか。でもその元になっているMacWinZipperは2.7.1で「本バージョンはOS X Catalinaまでをサポートする最終版となります」ってなってるから開発停止ってことかね??
代替ツールは何がいいのだろう…(代替ツールにパスワードを設定する機能があればターミナルの知識が不要になるねw)

オープンソースのPeaZipってもんがありました。このツールでzip圧縮するときは7zを使って行っているようなのだけど、とりあえずmacOS標準のアーカイバを使った時のようにWindows上でファイル名の文字化けは起こらないものの、macOSからSMBで接続してそのファイルを見に行くとファイルの中身を見ることができない。ファイル名がNFDになっているみたいでした(Windows上でファイル名を上書きするとmacOSから開けるようになる)。なかなか難しいですなあ。

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ポートレートモードのDOF変更が楽しい

mac |2023-11-03

楽しい


iPhone 15 Pro Max


iPhone 11 Pro

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メインマシンをmacOS 14 Sonomaに

mac |2023-11-03

メイン環境をSonomaに上げました。心配していたDroboはとりあえずは認識している模様。アップグレード直後は最適化プロセスが走り続けているのでパフォーマンス面の評価はできませんけど、とりあえず感想をば。

文字列入力時に、現在どの言語で入力しているかという情報がカーソル位置に表示されるようになったってのはSonomaでなかなかによい進化という気がします。把握するときに視線を移動しなくても良くなったということだから。もちろん、その表示が鬱陶しい場面も感じましたが、全体としてはいいんじゃないでしょうか。

デスクトップにウィジェットを配置できるようになったってのは、画面を常に複数のウインドウで覆っているという旧態然とした使い方をしている私には、配置してもデスクトップが見えないってことだからあまりメリットがなさそうです。デスクトップをクリックしたら前面のウインドウが全部どけられてデスクトップが見えてくるって機能を活用しろってことかね。ちなみにそんな使い方なのでステージマネージャーはオフです。今の所試す気にもなってない…

画面共有。これはとても素敵。リモート先ということを全く意識することなく利用できます。音がローカルのスピーカーから流れてくる。十分なフレームレート。使えます。

いろいろ新機能はありますけど、パッと感じる部分はそんなところでしょうか。

<追記>アップグレード処理が終わって8時間は経過したからそろそろベンチマーク取ってもいいかなって思って取ってみたのだけど、

  Ventura 13.7.1 Sonoma 14.1
Blender Benchmark
CPU
monster:105.1
junkshop:62.4
classroom:44.7
monster:101.9
junkshop:60.2
classroom:42.9
Blender Benchmark
GPU
monster:510.7
junkshop:267.2
classroom:241.0
monster:464.8
junkshop:263.1
classroom:224.1
CINEBENCH 2024.1 GPU: 4358
CPU MultiCore:828
CPU SingleCore:113
GPU: 4693
CPU MultiCore:771
CPU SingleCore:111

CPUで何か裏で処理が走り続けてるかな?全体的に結果が悪化している。CINEBENCHのGPUだけ結果が有意に良くなっているように見えるけど、2024.1はM3に最適化しましたーって言って出てきたバージョン(のRendshiftを取り込んだもの)なので、Metal最適化がより進んでM1/M2にも恩恵があるRedshiftのアップデートだったのかもしれません。知らんけど。</追記>

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