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京都植物園の散策

2011-05-27 | 日常の中の発見

京都植物園の散策

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京都府立植物園のバラ

2011-05-26 | 日常の中の発見

京都府立植物園のバラ

 

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奈良 石光寺(染寺) 110522 雨の日

2011-05-23 | 山野草・季節の花,風景など

奈良 石光寺(染寺) 110522 雨の日

 

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黄色い花  (木の花・野の花)

2011-05-19 | 山野草・季節の花,風景など

 

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「隻眼の少女」 摩耶雄嵩 文芸春秋

2011-05-18 | 読書

 

昨日の新聞に、この作品が、ミステリー大賞と日本推理作家協会賞を受賞したと書いてあった。

選考委員やプロの作家はこう評価したのかと思った。

最後まで乗り切れず、やすんで考えるので、一気読みすることにしているミステリにしては時間がかかった。

辺境の小さな町で、奇妙な伝承にしたがって暮らしている一族と人々。
というだけにプロットは、当然現代から、タイムスリップしたような展開になる。
土俗的というか、ミステリサークルで隔絶されたような環境が舞台。

第一の殺人現場で出会うのは、水干姿をした隻眼の美少女探偵と自殺志願の青年。
ストーリーはその土地に古くからある伝承が素になっている。
その言い伝えを守って、災難を避けることを信じて、人神を決め、それを御社において仕え崇めている。
そういうしきたりに縛られた一族がその町の産業経済を率いている。

その一族の中で連続殺人が起き、探偵を依頼された少女(御陵すがる)が青年(種田数馬)を助手にして犯人探しをする。

話はパズルの迷路を回るように複雑で、事件の動機も鮮明でない。関わりがある人たちを犯人とする決め手がない。

ただ次々に陰惨な事件がおこり、少女の探偵は手ががりを探して歩く。
そして探偵の謎解きで推理通りに犯人は逮捕される。

こういう伝承や古文書の話はそれを信じている作中の人物がいてもいいし、そいう環境設定も面白い。
読者は、伝統を受け継いで居る一族の、似た名前の羅列や関係に迷わされ、伏線らしい話があり、いかにも人でも殺しそうな状況があり、事件は絡み合って、読者の思考は各駅停車のようにしか進まない。

最初に一部の犯人は想像できた。動機もそれらしく感じた。

だがそうは問屋がおろさない、ここらが作品の流れは余り関係のなさそうな人物まで混じって話は混迷し、ついていくのに苦労する。
そこで右往左往した人たちのその後も、うやむやになっている。

そして次は18年後。またしても過去の関係者がこの町に集まり同じような殺人が起きる。

一部で起きた事件の、真犯人はまだ捕まっていないらしい。

今度はかっての隻眼の美少女探偵の娘が、探偵業をついで、母の遣り残した仕事を仕上げるために、真犯人を追うのだが。


探偵と犯人の知恵比べということなら、作者が並べた証拠は決め手になる。
パズルを解くように、少女は捜し、それを決め手に犯罪の謎を解き明かすのだが、イマイチその決め手といわれるものに、裏があるように思え、苦労して確実な証拠にやっと思い当たる。

ミステリは謎解きの段階で、最後にはひとつに収斂しなくてはならない。
その点、ピースがカチッと嵌った快感がない。

18年後という、二部はなぜあるのだろう。
少女探偵「御陵みかげ」の娘という話になるので、また同じケースの事件が起きたと、母親の解決が間違いであったと初めて読者は知る。
もう「なーーんだ」という心境。
だがプロは「な~~んだとはナンダ」というだろうか。

プロットのパズルを解くのは疲れた、組み立てる方は並々の才能ではないだろう、稀に見る珍しいミステリで、コレは本格というのかもしれない。
しかし、こういう最後はあってもいいのだろうか。少々不愉快で、終章はそれを慰めるつもりだったのなら、この部分だけ、やけに現実感があるだけに、作為的で好きではない。


理系の頭脳で、こまごましたプロットに複雑な筋道をつけるのが好きな人はいい、一気に読めもして面白いだろう。

文章には少し詩的な叙情を求め、人生で切羽詰って起こしたというような事件の動機や社会的な犯罪が好きな読者には勧めない。

読書
49作目「隻眼の少女」★3

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白い花

2011-05-18 | 山野草・季節の花,風景など

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「空飛ぶタイヤ」 池井戸潤 講談社文庫

2011-05-14 | 読書

 

 

写真展が終わってほっと一息、やっと本が読めるようになった。
早速手に取ったのがこの本。面白かった。

昔は、財閥系の会社で役付きの世話がかり、結婚後随分経って就いた職が町の会社の経理担当、バブル後の資金繰りには泣いた。取引先の破産処理、銀行対応などに心底疲れた。
向いてない仕事に就くものではない。
ところが、懐かしいわけでもないのに、つい企業小説に手を伸ばし、同病の悲哀を実感する。

これは実際の事件が下敷きになっている。新聞で読んで、トレーラーのタイヤのボルトが外れるなんて、なんと杜撰なことか、と憤慨した記憶がある。だがその後の話は知らなかった。フィクションにしても現実感をもって読んだ。

乱歩賞候補になったが、この事件の判決が降りてなかったためか、見送りになり、「破線のマリス」が受賞したとか。
野沢尚さんの「破線のマリス」(若くして亡くなった野沢尚さん;;)を読んだのは随分前だと感じるかその頃書かれたものかと、それなら時代遅れの話になってしまった。




赤松運送のトレーラーの前輪のタイヤが外れて、歩いていた親子にあたり母親が亡くなった。140トンのタイヤが外れて暴走した大事故だった。
事故原因は運送会社の整備不良だと、メーカーに決め付けられる、しかし社長の赤松は納得できなかった。
この事故が原因で得意先に取引停止を言い渡され、事故車のメーカー系列だった銀行からは、融資も断られ、挙句には融資決済の請求書が来る。
破産寸前の赤松は真相究明に奔走する。
しかし、赤松の前で、財閥企業の資金系列にある製造元は、自社の車の欠陥は見当たらず、と突っぱねる。

一方同じ車の事故が多発していることに、不審を抱いた週刊誌記者から、資料を渡され、それを調べるうちに、赤松は大手自動車メーカーのリコール隠しの実態に気付き、新たな証言も得ることができた。

巨大企業は同じ系列の傘下企業を抱えて成長してきた。
持ちつ持たれつの関係は今も変わらない、企業名さえあれば無理も通った。
企業人としてのプライドは愛社精神という隠れ蓑の下では、傲慢な態度や慢心となり、ついに社員は会社名に負ぶさって腐敗した企業倫理に犯されていた。

零細企業対巨大企業。大企業名を笠に着たエリート意識対小企業の経営者、組織内の個々の軋轢など読み所も多い。

企業系列の銀行、ただ一行に頼ってきた現実。弱みを握れば、銀行マンは利益保全に徹する変わり身の技。

捜査する警察内部の葛藤なども面白い。

登場人物は多いが煩雑さが感じられない、内部事情や人間関係の面白さ。本音を隠して組織に帰属するしかない社員の生き方も興味深い。
企業、銀行といえども、動かすのは人間であって、人としての幅の広さ底の深さが危機にあっては如実に現れるものだと感じる。
ただそういう立場に立ったときにしか発揮することができないという、身分制度、肩書きの弱さもある。
企業に入ると言うことは会社の利益の前では誰しも自分をなくすことかもしれない。

この作者は実にうまい。緩急に長けて、たまに人情劇というような涙を誘われる話を入れる。
確かに、話に入り込んでしまうとそこで力が入り、泣けてくる場面もある。

赤松という社長が、破産瀬戸際で、社員や家族を背に、見得を切るせりふがたまらない。
話に引き込まれていると、思わず快哉を叫びたくなる。

読書
47作目 「空飛ぶタイヤ」★4

     題名だけ読んだときはSFかと思った

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里山の花 110506

2011-05-13 | 山野草・季節の花,風景など

近所の里山を歩きました。

 

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「貴族探偵」 摩耶雄嵩 集英社

2011-05-11 | 読書

この摩耶雄嵩さんと埴谷雄高という「死霊」を書いた作者がどうもこんがらがって、本屋さんで、あの植谷さんはこんなふざけた(ゴメン )話も書いていたのか、まさかまさか、と思っていた。
何しろ探偵もの。
だけど詩人ポーだってホラー小説を書いた。

装丁もクラシックだし、帯の「5年ぶりの最新刊」というのも、5年ぶりに復刊されたのかとこれも瞬時に思ってしまった。
その上「人形芝居を思わせる抽象性の魅力」ときたので納得の上で勘違いをした。

要は植谷雄高という作家を良く知らない、名前を読んではいたが記憶に残っていない、難解な幻想的な作家と思い込んでいたということだった。

その上、ハニヤと読まずにウエタニと読んでから、あっ、あのハニヤ、すでに亡くなった植谷さんだと気が付いた(笑)

そんなわけで図書館に予約したが、読み始めて一頁目でやっと人違いだと気が付いた。
思い込みとは恐ろしい。

とは言うものの、面白かった。
5つに分かれた短編で、それぞれが発端は本格ミステリ風に始まる。
事件が起きた状況はさまざまだが、そこに偶然だったり招待されていたり、呼び寄せられたりして、犯人を割り出すことになる。
それが自己申告の「貴族探偵」というわけで、彼の名刺には金の箔で一行「貴族探偵」と書いてある。

20代の痩身の美青年で、いつもメイドや運転手、ボディガードまで引き連れている。

美人と見ると歯の浮くような美辞麗句でいい気にさせてデートに誘う、トンでもないお坊ちゃんに見えるが、使用人の作法のしつけや陰日向のない仕え方を見ても只者ではないらしい。

そんなプロフィールを織り交ぜて事件は解決するのだが、働くのは、使用人で、彼らが事件の糸をほぐして推理し、犯人をあげて謎解きをする。

そしてその間、ソファに座って美女を口説いていた探偵は、解決後は優雅に去っていくということになっている。

こういうのは珍しい、車椅子探偵でも頭は使う。
「ボーン・コレクター」でも一本の指と頭は使っていた。

しかし、このありえない探偵は面白かった。

作者のプロフィールがはっきりしたので近刊の「隻眼の少女」を予約したが、人気らしく何時回ってくるかわからない、しかたない、楽しみに待っている。

読書

48作目 「貴族探偵」★3.5
      面白いし本格派チックだが軽いので。

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「愛おしい骨」 キャロル・オコンネル 務台夏子訳 創元推理文庫

2011-05-08 | 読書

このミス一位というのを見て図書館に予約した。やっとメールが来たのですぐに取りに行って、読んでみた(*゜▽゜*)ワクワク で。

この本はなんと言ったらいいのか、ミステリとしてはやや難しいところがある。

けれども、キャロル・オコンネルという作者は、構成も文章も素晴らしい。前作も評判が良かったそうなのだが、初めて読むものにも、さすがにその評判は間違いではないと感じる。

癖のある登場人物は、みな存在感があり、輪郭がくっきりと浮かび出てくる。
ストーリーは複雑に絡んでいるものの流れに淀みが無い。


話の始まりは、子供の頃、兄弟で森に入り兄だけが帰ってきた。そのあと父に勧められて町を出た、その兄オーレンが20年ぶりに帰宅するところから始まる。
帰宅したとき、死んだと思われている弟の骨が、玄関ポーチにすでにひとつずつ置かれていた。

兄のオーレンは弟の死と犯人を明らかにしようと調べ始めるのだが。
古い携帯電話も圏外になるような所には、今でもあまり変化は無かった。
外から来た人は影のように暫く住みまたどこかに流れていく。
そんな狭い地域では、昔も今も変らない、年輪だけを重ねた人たちが居た。

丸い塔に住む弁護士の家族、妻はアル中で、娘は昔、舞踏会でオーレンに恥をかかされたことを怨んでいる。
小説家になり損ねたゴシップ屋、喧嘩相手だった保安官助手、などなど。
それに、オーレンは美少年だった、その頃遊び相手だった美しいホテルの女主人は今では椅子からはみ出すほどの肥満と、歳相応の醜い姿になっていた。
暴力を振るう夫を殴り殺した女は、図書館の主になって、怪物と呼ばれている。

骨になって帰ってくる弟は、行方不明になった14歳の頃、すでに天才的な人物写真家だった。
人々の隠れた生活をその表情から感じ取って活写していた。
その写真の一部は今でも郵便局などに飾られている。

弟の死の原因はその写真にあるのではないか。骨を埋めた穴が見つかったが、その折に持っていたカメラが無かった。
それはアル中の弁護士の妻が納屋に埋めていたのがわかる。
しかしそこに残っているはずのフィルは抜き取られて空だった。

この物語は弟の死の謎、町の人たちの秘密、父親の愛、母の死後ふいに現れた女。
その女が家政婦になり、兄弟を愛情深く育ててくれた、彼女は聡明で、考え深く、愛情に溢れていたということ。

そういう人たちが織り成す物語は、ゆっくり進む時間とともに徐々に結末に近づいていく。

でも、これがミステリというなら、あまり面白くない。
弁護士の娘はやたらオーレンに暴力を振るうし、大人たちが14歳の弟にゆすられるようなへまをし、弟は巧妙に狙いを定めていた。
オーレンの美少年ぶりは既婚の女すべてと寝たといわれているのに、成人して帰ってきてからは何事も起きない、触れられることが無いのはなぜか。彼はもう青春の名残は卒業したのだろうか、人をとりこにするような絵に描いたような美青年についてこう思うのは、下司の勘ぐりだろうか(笑)
これはどうでもいいことだけど、折角作り出した美しいキャラなのに勿体無い、楽しませてくれてもいいのに。

ちょっと不満を持つミステリだと思う(^^)

中盤までの進行の遅さは我慢しても、複雑に見えた人々は、言われれば何だというような簡単に底が割れる動機を持っている。
ミステリは動機だけではないにしろ、こうやすやすと結論が出ては、面白くない。

文章力、描写の巧みさは類を見ない、ただこの作品は、未完成のまま結論を迎かえたように感じた。

ミステリはさておき、文学的な見方から面白い本を読んで味わいたいと思う方は、「愛情物語」として読むなら楽しみはある。

読書
47作目「愛おしい骨」★3

 

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