縁側の丸い背中

東海地方の田舎町に住むグータラ主婦たけ。
家族のこと・世間様のこと・・日々出会う様々な出来事への思いをつぶやいてみる。

遠い記憶

2016-11-02 13:40:22 | Weblog
空気がひんやりとして明け方無意識に掛け布団を掛け直すような、晩秋らしい季節になってきました。
気づくと空が随分高くなったなあとしみじみ…
年賀状の発売も始まったしカレンダーも残すところあと2枚。
年々過ぎゆく時の早さを実感する毎日であります

息子たちの就活話を書き起こしていたら、ふと30年以上も前の自分を思い出した。
たけの場合、高卒ですぐに就職したので息子たちのような就活は経験していない。

たけたちの時代は年々上昇してきた経済成長が止まり不況へと風向きが変わった頃だった。
学校に来る求人も減少し、今まで大量採用していた地元大手企業も少人数に切り替わったりと就職担当の先生も生徒たちの進路に四苦八苦していた。

たけは元々進学コースのクラスにいたが、途中で進学から就職へと切り替えた変更組。
同様の変更組はクラスに数人しかいないし当然授業や先生の対応も進学中心に回っていて就職に必要な情報などは他のクラスに比べて少なかった。
今のようにパソコンや携帯でググるなんてことがあるわけもなく、情報収集はクチコミや進路指導室にある求人票や卒業生の体験談集などが頼り。

正直特に目立つ資格もない高卒では仕事の選択肢は多くないのはいつの時代も同じ。
その中でも少しでも好条件で自分が長く働くことが出来そうな仕事は何か。
仕事探しというより自分探しですね。
とにかくヒマさえあれば指導室に行っては求人票や企業案内を閲覧するという日々を続けた。

求人票を漁ってある程度読み慣れてくると一見好待遇に見える企業の給与のカラクリが見えてきたり、毎年地道に求人を出し続けている地元企業が多数あることに気がついたりと面白くなってきた。
自分なりに良さそうな企業をピックアップして頭の中に書きとめていったのである。

実はここまで熱心に閲覧に来る生徒はたけくらいで、その頃から必要以上に情報を集めたがる性格だったようだ。
今考えるとあの頃から情報収集のクセがついていたのかも…

そんなこんなで目当ての企業をいくつかに絞り何とか校内選考も通って採用試験に辿り着いたのだが、求人5名に対し近郊の学校から試験にやってきたのは14名。
倍率3倍なんて大したことないじゃん!なんてことはない。
以前は学校推薦なら受かったも同然みたいな空気があったからこの倍率は高かったの。
以前なら大量の求人があったこの企業は人気企業で希望者が多かったことで各校とも人数を絞りきれず複数を試験に送り込んできたようだった。

たけの学校も結局2名が受験した。どう考えても2人の内1人は落ちる可能性が高い。
もう一人はたけより真面目で優秀な子だ。マズイ…これは落ちるかも…
筆記と面接を終えた頃には「また求人票漁らなきゃ」ということで頭が一杯だった。
この際バイトでお金貯めて進学するかとか、新聞奨学生になるのはどうだとかあれこれ考えるが現実的にはどれもこれも最善策とは到底思えないと落ち込むばかり。
当時の高校生は仕事探しにハロワ(職安)を利用するなんてことはなく学校に頼りきりが普通だったので何と先生に言えばよいのかそればかりが気になった。

そんな状態が続いた1週間後、幸い採用通知が届きしかも一緒に受けたもう一人も受かったことを知った。
最終的に同期は7名(一人は別採用)たけの学校以外は各校1名ずつという振り分けだったらしい。
入社前の説明会で顔を合わせたとき、お互い生き残って良かったねえという感じですぐに打ち解けた。
いやホント頑張ったよね。うん…

その後この同期とは30年以上にわたる長い付き合いを続けてきている。
時々集まった時に採用試験の頃や新入社員の頃の話を語ることがあるが、たけの印象がとても変わっていたというのがみんなの共通認識だったらしい。
私ってそんなに変わり者でしたか…はははは……
まあね。今だって十分変わり者ですから仕方ないですねえ
こんなたけをみんな見捨てずに今までつきあってくれて感謝であります。はい
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きいて!きいて!
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