ひろの映画見たまま

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「ケンとカズ」、麻薬取引で暮らす幼馴染、はたして究極の選択は!

2017-05-23 17:35:44 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆★

インディーズ映画好き ☆☆☆★

PG12 暴力三昧です

自動車修理工場で働きながら、麻薬取引にかかわっている幼馴染。

冒頭から、いかにもという顔のアップが続く。そして暴力事件。まさに殴り合いだ。

ケンには恋人がいて妊娠を告げられる。カズには、認知症の母親がいて、足を引っ張る。

2人は、いずれ足を洗わねばと思っている。

だが、

30歳の小路紘史監督が、自身の短編映画を長尺にしたいと、同志を集めて作った低予算映画。

だが、商業映画にとらわれない素の演出が、暴力でありながら、痛い感覚をこれでもかと訴える。

丁寧なつくりで、背景描写をして、盛り上げていく。

仲間同士で殺しあわねばならない理不尽。

いずれも、身から出た錆ながら、えぐい。

ラスト、車に乗ったカズ、隣にケンの姿を感じる。何とも、余韻のある終わり方。けっしてハッピーではないが。

ケンのカトウ、カズの毎熊、二人の顔相演技はみごとなもの。

 

 


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