ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「たかが世界の終わり」、第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、家族愛物語。

2017-02-16 17:11:24 | 映画

おすすめ度 ☆☆★ (劇場鑑賞)

芸術映画好き ☆☆☆☆

カナダ・フランス合作 PG12

高い評価を受けるカナダの若手監督グザビエ・ドラン作品。

劇作家ジャン=リュック・ラガルスの舞台劇の映画化。

会話劇主体、ほぼ役者の顔のアップの連続。

それも、意味のない怒りのセリフの数々。

見ているこちらは、いささか辟易。

ところが、ラスト近く、兄と妹との交わりようのない会話に、なぜか涙があふれだす。

それは、理解できない相手の会話なのだが、家族ゆえに、その心情が琴線に触れて、分かり合えないもどかしさと、わかってほしい欲望とが交差し、あきらめと希望が燃え上がる。

死期が近いことを、12年も離れていた家族に話そうと帰郷したが、結局言い出しそびれて。

監督の演出もさりながら、機関銃のようにはくセリフと、自ら高揚して叫ぶような雰囲気を演じる役者たち。

一方、主人公は、ほとんど話さない。そのギャップがまた物語を引き立てる。

主人公は、ギャスパー・ウリエル。

兄をヴァンサン・カッセル、妹をレア・セドゥー、兄嫁をマリオン。コティヤール。

 

 

 


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