ひろの映画見たまま

映画にワクワク

映画「しあわせのパン」、北海道の自然の中でいただくパン料理のいやされること。

2012-02-10 17:52:15 | 日本映画
北海道、月浦、湖の見渡せる絶好の景色。

ここに、パンを中心とした料理とおいしいコーヒーを出してくれるお店がある。

簡単な宿泊もできる。夫婦二人で営業している。

脱サラ、または定年後、ちょっとやってみたいなと思う店だ。

でも映画の夫婦は新婚。まったりとした雰囲気が流れる。

そして物語は、夏秋冬春の4部構成。

常連さんもいるが、

春は、沖縄旅行のつもりが、恋人に振られ落ち込む女性と北海道から出られない若者。二人は同じ日に泊まり、心を通わせていく。

秋、口を利かない少女と父の物語。少女は、亡くなった母のパンプキンスープがのみたい。店で出されたスープは美味しいけど……。改めて父娘が仲良くなる。

冬、冬の北海道はきつい。そこにやってきた老夫婦。病を持つ老婆は、希望をなくしていた。だが、料理が出ると、食べなかったはずのパンをおいしいと食べ明るくなる。

春は、店の夫婦の物語。べたべたでない、何ともぽわ~んとした雰囲気が。

全体に流れるハートフルなトーンは、見るものを暖かくしてくれる。

ちょっと、無理なイメージもあるが、ロマンチックなメルヘンが貴重だ。

女性監督だけに細やか。

自然の美しさ、おいしい料理、温かいおもてなし。

まあ、そんな雰囲気に包まれる映画だ。

以下、ねたばれあり















第三話の死を予期してた老夫婦。ごはんしか食べないと弱っていたのに、パンのいい匂いで俄然元気になる描写。こんなに、変われっこないよ。これで、この映画の嘘が気になって、台無し。もう少し丁寧にえがかなきゃ。いかにメルヘンといってもげんどがあるよ。

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