おすすめ度 ☆☆☆★
見てほしい映画 ☆☆☆☆
アメリカンフットボールは、日本ではそれほど人気のあるスポーツではないが、アメリカでは超人気スポーツだ。
特に選手同士の激しいぶつかり合いが、見ものだ。
そんな中、アメフトの優秀な選手が、退任後、精神的な病に侵され、自殺する案件が次々と起こる。
ナイジェリアから来た監察医が、死んだ選手の脳を詳細に調べ、脳震盪(コンカッション)を起こしていることを突き止める。
だが、広範な企業に支えられているアメフト競技に水を差されることを恐れる人たちは、このことを矮小化しようとする。
そして、監察医に脅迫まがいなことが起こる。
だが、さらにアメフト界のヒーローだった選手の自殺で、やっと人々が注目するようになった。
この事実は、今も受け継がれているがまだ、抜本的解決はなされていない。
競技団体、選手自身が、このことを認識したうえで、競技するというのが現状のようだ。
映画は、この監察医の活躍と苦悩を描いている。
ボクシングやほかの競技にも言えることで、この映画は警鐘を鳴らしている。
このことは、もっと多くの人が知っておくのが望ましい。
監察医を、ウィルスミスが演じ、ゴールデングローブ賞にノミネートされた。