おすすめ度 ☆☆☆
スポ根青春映画好き ☆☆☆★
鳥人間コンテストとは、読売テレビ主催の自作人力飛行機による飛行距離および飛行時間を競う大会である。場所は、琵琶湖畔。
中村航の小説の映画化。母校芝浦工業大学をモデルにしている。
1浪して雄飛工業大学に通うことになった鳥山ゆきな、一目ぼれの先輩圭に誘われ人力飛行サークルに入部する。
ガッツを買われ、パイロット部に所属するが、圧倒的な力量の坂場が、圭と組むことが決まり、がっかりする。
が、試験飛行で、事故り圭先輩は大けが。
そこで、坂場と二人で乗ることに。(大学の人力飛行機は、二人でペタルをこぐタイプ)
上から目線の板場先輩をゆきなは嫌うが、板場は、ゆきなを、徹底的にしごく。
この二人の掛け合いが絶妙で、嫌いも好きのうちみたいな感じ。
練習試合は、喧嘩のせいで中止に。
さて本番、実際の競技場を競技後に借り受け撮影しただけあって、なかなか臨場感が。CGをフルに活用しているというが。
飛行中、二人の口喧嘩は最高潮に達し、恋の告白まで産むが、万々歳でないところが妙。
冒頭の理系女子の小ネタ部分は、いささか鼻につくが、後半のコンテスト部分は、スポ根映画としてよくできている。
鳥居ゆきなをえんじる土屋大鳳がはまり役で、オーラさえ感じる。
板場の間宮祥太郎も頑張っている。