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ガソリンスタンド業界の、「不都合な事実」@追記

2017年03月06日 | ガソリンスタンド2

ガソリンスタンド業界の、「不都合な事実」の(後日転載)としていた部分を記事として、ここではmasumiのコメントを青系文字で付けます。

2月27日燃料油脂新聞より


元売販売子会社 5社中3社が営業赤字

ヒアリングは1月下旬、ガソリンの仕入価格や販売方法などに関し、公正で透明な市場の形成に向けた元売各社の取り組みが販売子会社に周知、浸透しているかを確認するために行われた。

5社は一部を除き親会社の元売との特約店契約に基づきガソリンなどを購入、SSで販売している。
SS総数は1919ヵ所で元売所有の割合は93.1% セルフSSが89.5%を占め、敷地面積が500坪を超える大型SSは37.9%にのぼる。

1SS当たりの従業員数は、運営形態が異なる1社を除く4社平均で12.1人。

卸販売を行っている3社の販売店向け仕切価格は、販売子会社が元売から通知された仕切価格に一定のマージンを加えているほか、市況やフレート代、販売量などとの関係から販売店ごとに異なると回答。
各社とも市況に応じた価格調整や値引き交渉を踏まえた価格調整があった場合は、調整結果を販売店の価格にも反映させているとしている

※これは販社の良い所。
一般特約店の中には調整金を販売店には還元せず自分のものにしているところもある。
(何年か前にどこかの掲示板で「自社が元売社員を接待して手に入れたものだから販売店にやる必要はない」みたいな書き込みを見たこともあります)


2月27日ぜんせき


元売の販売子会社 エネ庁によるヒアリングで「質より量」の姿勢露呈
不健全な経営実態浮き彫り

各社で経営形態の違いや需給・市況などの影響を受けているものの、5社とも直近の決算において赤字または赤字すれすれの不健全な経営状況に陥っていることが分かった。
油外収益に傾注する一方、燃料油単体で充分な利益が確保できていない実態も浮き彫りになった。

15年度から16年度直近のSS数推移は、1社を除き各社とも減少させているものの、5社合計でもわずか9SSで、毎年1千ヵ所以上のSSが閉鎖・撤退に追い込まれているなかで微減にとどまっている
一方、14~16年度の直近のSS新設は56ヵ所に上った。




3月1日燃料油脂新聞「社説」


「案の定、販社ヒアリング結果」

やっぱりと言うべきか。案の定と記すべきか、元売販売子会社の経営は厳しいことが分かった。

指摘するまでもないが販社の安値量販は浸透している。
量販可能な前提は大型セルフだが、販社のセルフ比率はほぼ90%、敷地面積が500坪を超える大型SSは37.9%に達する。
元売直売の拠点として量販が義務付けられた店舗ともいえよう。

赤字の背景の一つが競合SSの安値に追随しマージン不足に陥ったためという。
もう1つの赤字理由はコスト増という。
系列SSのモデル(※)の役割を担う販社が惨たんたる業績では元売りの系列指導も説得力を持てない。



※系列SSのモデル
JX顧客目線で“SS総点検”
2016年度リテール販売方針 競争力強化へ全面展開(2016年3月25日燃料油脂新聞より )

サービスサイクルマネジメントは、入店から退店までの全場面で顧客の期待や気持ちに応えられているかどうか点検し、自店の課題を把握して解決策に取り組む手法。
2016年度は洗車、オイル、車検、ENEOSカードの重点商品別に同手法の活用を提案。
接客サービスなどの基本活動の定着と、カーメンテナンス商品の継続購入につなげる
人材育成のための各種研修やカード戦略などの販売支援策を用意し、SSごとの課題解決を支援する方針だ。
2016年03月26日 顧客目線には、耐えられないデス(汗)




入店から退店までの全場面で顧客の期待や気持ちに応えるためには従業員数は12人必要ということですね。
そしてガソリンは安値廉売でマージンが取れないので、「利益は油外で」なのですね。
その結果、元売のお客様センターへの苦情が増えて


このような配布物が。






きょうから元売ヒアリング

これまでのヒアリングで多くの元売がJA全農やプライベートブランドSS、需要家などの非系列取引先を「安定的で重要」な取引先と位置付けられていることが明らかになっている。

廉価な非系列玉が市場に出回ることにより、結果として、元売りが系列防衛上(※)事後的な価格調整をせざるを得ない状況に陥っているため、非系列取引で留意している点を質す。

*****

>系列防衛上(※)
この系列というのは販売数量の多い大手特約店のことです。中小特約店は含まれていないと思います。当然小規模な3者店は蚊帳の外です。



非系列取引先を「安定的で重要」な取引先と位置付け

廉価な非系列玉を放出しているのは元売です。
市場で、廉価な非系列玉の販売シェアが増え、「安定的で重要」な地位を確立するのは当然の成り行きです。

だから系列3者店への高値仕切りは「結果ありきの冷遇です」と書いてきました。


それにしても、
過去のヒアリングで元売は業転玉を「継続的に供給を約束するものではない」と回答しています。

「顧客のために燃料油を切らすわけにはいかない」という思いで(安定供給を信じて)(10円も高いと承知で)系列仕入れを貫いている系列店を、これほど蔑ろにする必要があるでしょうか。



3月7日追記


3月3日燃料油脂新聞「社説」より


軽すぎる 系列に属する重み

平成27年度版実態調査によれば「系列外仕入れが可能となった場合、系列外取引を行おうと思いますか」に対する回答は
ガソリン(レギュラー)で
「はい」31.4%
「いいえ」52.1%

灯油は
「はい」29.4%
「いいえ」53.8%

※灯油は5円30銭、軽油も6円30銭の系列高で、仕入れ不利は否めなかったはずだが系列仕入れを優先する回答が過半数超え。

実態調査の結果を見る限り半数以上の販売業者が系列に属することを望んでおり、しかも安定供給を担うネットワークの中心をなす事業者でもある。 (※系列玉には安定供給保証が付帯されているのだから)

元売は系列の重みをどう受け止めるのだろう。

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