気ままにぶらり旅日記

山や森のレポート&日々の雑記

2011.6 南北八ヶ岳(1日目)

2011-06-25 | 八ヶ岳・清里
2011.6月18日(土)~19日(日)

行先:やまびこ荘・硫黄岳

行程:1日目 桜平~オーレン小屋~箕冠山~根石岳山荘~箕冠山~やまびこ荘(泊)

   2日目 やまびこ荘~硫黄岳~硫黄岳山荘~硫黄岳~やまびこ荘~箕冠山~
       根石岳~本沢温泉~しらびそ小屋~稲子湯


 最近の気になる山の記事を書いていたら、無性に週末に山に行きたくなり
 いつものごとく思い立ったら吉日登山を計画。
 しかし週の中頃に体調不良になり、行けるかどうか微妙に・・・。
 でもなんとか調子が戻ってきて、無事八ヶ岳に行ってきました!


6月18日
11:05 桜平
      とりあえずまだ雨は降っていません。
      なんとか夕方まで天気がもってくれれば良いのだけど・・・。
      

      最初は林道のような道を歩きます。
      普通の車は桜平までですが、夏沢鉱泉の車はこの先の夏沢鉱泉まで
      車で行けるようです。でもかなりガタボコなので揺れは必至。
      沢沿いを歩いて行くような感じで、沢の音が心地よい道です。
      湿度は高いけど、沢を見ているとなんとなく涼しく感じます。
      

 
11:25 夏沢鉱泉
      硫黄の香りが漂っていました。
      タルチョ祭りというイベントがあるようで、旗が飾られていました。

      この付近の滝も良い感じです。
      

      だんだん急坂になってきますが、沢や滝を見ていると疲れが和らぎます。
      

      

      


12:05 オーレン小屋
      山小屋とは思えないとてもきれいな小屋です。お風呂も入れます。
      外で大勢の方が休憩していました。
      お水は湧水らしく、無料で汲むことができます。

      当初はここからやまびこ荘に行き、荷物を軽くして硫黄岳に行く予定でしたが、
      午後から雨が降りそうだったので、ここから根石岳に向かうことに変更。

      後ろから見たオーレン小屋
      

      ちょっと気になった看板。 個人的に好きな感じ。
      

      根石岳への道。他に歩いている人の気配が無く、静かな山歩き。
      オーレン小屋からは硫黄岳に向かう人が多いのかもしれません。
      傾斜は緩やかで歩きやすい道です。
      

      


13:00 箕冠山
      分岐の標識と思ったら山頂の標識も兼ねていました。
      

      

      根石岳へは一度少し下ります。
      ここに少し残雪がありましたが、踏まずに歩けて問題ナシ。

13:06 根石岳山荘
      天狗岳から見ると、山の断崖絶壁に立っているように見えます。

      昨年天狗岳方面から見た根石岳山荘
      

      屋根には石で重し?がしてありました。
      このあたりはコマクサの保護地ですが、まだ咲いていませんでした。
      

      霧が濃くなり、とうとう雨が降り始めてきました。
      久しぶりにカッパ着用。小雨なのでとりあえず上着だけ。
      根石岳を登るか迷いましたが、霧が濃くなり危険を感じたため断念。
      箕冠山の分岐まで戻り、やまびこ荘に向かいました。

      根石岳山荘のあたりは山の稜線で雨風を避けるところが無いですが、
      やまびこ荘に向かう道は森の中なので、木が雨風を受けてくれて
      そんなに濡れずに歩けました。(小雨だったせいもありますが)
       

      雨で生き生きしている苔たち
      

      山荘まであと少し。木が高い~!
      


13:35 やまびこ荘
      左がやまびこ荘で、右が夏沢ヒュッテです。
      やまびこ荘は6月から営業していますが、夏沢ヒュッテは夏季のみだそうです。
      後ろに見えるのは南八ヶ岳の硫黄岳。
      ここ夏沢峠が南八ヶ岳と北八ヶ岳の分かれ目だそうです。
      

      硫黄岳の爆裂火口。霧でちょっと隠れて迫力不足?
      

      やまびこ荘は定員約40名の小さな山小屋で、ランプの小屋でもあります。
      土曜日だから混んでいるかな~と思っていたのですが、天気がいまいちなせいか
      本日の宿泊者は9名とのこと。
      好きなところに布団を敷いていいですよと言われ、一番のりに寝床を確保。

      2階の寝室はこんな感じの大部屋です。1階にテーブルとストーブがあります。
      

      山小屋でまったりしているうちに、外はいつの間にか大雨。
      早めに山小屋に来て良かった~とほっとする。
      夕飯までかなり時間があったので、ストレッチをしたり外の景色を見たり
      少し寝たり。

      窓の外に鳥などのえさ台があり、そこに鳥がやってきたりしていました。
      大きなカメラを持った男性がずーっと連射で撮影していました。

17:30 夕食
      メニューはカレー。
      お腹が空いていたので欲張って食べたら胃が痛くなってしまいました・・・。
      (食べすぎ!)

      夕食後はいよいよお待ちかねのショータイム(?)
      やまびこ荘は、モモンガやヤマネが現れる小屋なのです。
      どちらも夜行性らしく、夜になると現れるとのこと。
      カベの節穴から出てくるのだそうです。
      冬の間はエサを置いて小屋を占めるそうなのですが、春に小屋を開けると
      新しい穴が出来ていたり、穴が大きくなっていたりするのだそう。

      ただしヤマネは冬眠するため、冬眠から起きたかどうかは不明とのこと。
      八ヶ岳のヤマネは9カ月冬眠しているのだそうです。

      19時頃から出てこないかな~と2組のファミリーと一緒に壁に注目するも
      なかなか現れません。
      外の雨もいつの間にか止んでいました。
      夏沢ヒュッテに電気が灯っていました。営業に向けての準備かな?
      

      20時過ぎになって、節穴を見ていたら何やら穴が大きくなったような気がし、
      じっと見ていたら節穴から何かの物体が!
      しかし「出てきた!」と言ったとたん、物体は穴の中に戻ってしまいました。

      その後もじーっと穴を見ることしばし、ようやく物体が全身を現し始めました。
      穴に後ろ脚をひっかけて、逆立ち状態でエサを食べている物体。
      背中に黒い線があり、ヤマネだと分かりました。大きさはハムスターくらい?
      冬眠明けでお腹が減っているようです。
      最初は素早い早さで穴から出たり入ったりを繰り返していましたが、
      だんだん慣れてきたのか、ゆっくりエサを食べるようになりました。
      しかし写真を撮ろうとすると逃げられ、1枚も撮ることができず・・・。
      野生の動物の写真を撮るって難しい! 

      一番会いたかったモモンガは、21時になっても現れませんでした。
      モモンガはまた次の機会かな~とあきらめ就寝。

     ~2日目に続く~ (2日目の長いです・・・)


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