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日本共産党 群馬・太田市議 水野正己のブログ
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第2老人福祉センター廃止に渋沢市議が反対討論‐太田市3月議会

2015年03月26日 | 市議会・市政ニュース

 太田市3月議会最終日の3月11日、第2老人福祉センター廃止に対して渋沢ゆきこ市議が行った反対討論(大要)は次のとおりです。

[議案第27号]
太田市老人福祉センターの一部改正について

 議案27号は第2老人福祉センターを廃止するものですが、雨漏り対策など求められる修繕も充分に行わないまま、老朽化を理由に、存続を求める大勢の人たちの声に応えようとせず、性急に今年3月末で廃止することは、大きな問題だと言えます。

 
高齢者の健康増進や、生きがいづくりのための施設を、雨漏りや老朽化を口実に廃止することに強い抗議の意を表すものです。

 
しかも建物は残すとしながら、お風呂は廃止ということで、その代わりに民間入浴施設の無料券を配布すればよいと市長はお考えのようですが、それでは高齢者の居場所づくり、生きがいづくり、健康の増進にはなりません。

 
民間のお風呂に自分の好きな時間に行けばよいと思うのかもしれませんが、それでは、1人1人がばらばらにされ、地域の連帯感や、助け合う心も生まれません。

 
同じ地域で暮らす仲間の顔を見ながら、話ができる居場所があるという安心感が大切なのではないでしょうか。

 とくに1
人暮らしの高齢者にとっては、自分1人でお風呂に入るより、健康情報を交換し、仲間同士で励まし合える、笑い合える場所こそが重要ではないのですか。人と人が触れ合うことが認知症予防にも大変効果があると私は思います。

 実
は、昨日ある方からお手紙をいただきました。

 昨年の12
月半ばに、第2老人福祉センターが3月末で廃止になるということをご友人から聞き、驚かれたようです。

 
そして本日、廃止の議案が可決されてしまうと、その後の対応は具体的にどうなるのかなど、心配な点や要望が書かれていました。

 
一部を紹介しますと、配布するとされている無料入浴券の受け取り時期と、その対象者についてどう考えているのか。配布地域はどう設定するのか。施設を継続して利用できる場合、おうかがい市バスの利用は現状どおりできるのか。地域の老人会の利用とマイクロバスによる送迎は、高齢者福祉の後退とならないよう廃止しないでほしい。高齢者の家庭環境には様々な事情があり、平日は大型ショッピングセンターなどで日中の大半を過ごしている人も複数いるとも書かれています。

 
手紙にはまた、高齢者が元気でいるために、スポーツ活動をといっても、遠くまで出かけるのは難しく、やはり近くの施設の有効活用が求められているということも書かれています。

 
そうした点をぜひ理解してほしい。各議員の高齢者に対する情熱を信じ、各議員が信念を貫かれるようお願いしますとも書かれています。

 
こういった高齢者のみなさんからの切実な要望をしっかりと受け止めるのであれば、第2老人福祉センターを廃止する本案には賛成できるものではありません。

 
本市の2015年度の施政並びに財政方針の「福祉健康の増進」でうたっている老人福祉では、老人福祉センターの有効活用により高齢者のふれあいの場づくりを進めていくとあり、1人暮らし高齢者の社会的孤立を防ぐための施策や、お年寄りの介護予防に努めていくとも書かれています。

 しかし5館の老人福祉センターを、老朽化を理由に4館に削減するという考え方では、高齢者のふれあいの場づくり、1人暮らし高齢者の孤立防止、介護予防という点から考えても全く逆行する施策だと言えます。

 
現在の施設が古くなったのであれば、地域の要望を取り入れながら計画的に建て替える方向へと検討すべきであることを強く指摘したいと思います。

 
以上申し上げた理由から、高齢者の福祉と健康増進に逆行する第2老人福祉センターの廃止は、賛成できるものではないと強く指摘させていただきます。

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