10月31日の「漢方と漢方薬の真実」の日録
これは、何もヒゲ薬剤師一人の憂いでは、決して無い。
何年も前から、あるいは何十年前からも、と言っても過言ではないが、漢方の専門家の多くが指摘してきた論点の一部を含んだ大きな問題点であり、各漢方メーカーの社員の皆さんが、同業関係者間のメッセンジャー役を果たして来た。
だが、漢方のベテランの専門家も、さまざまな人間関係や所属する研究会そのほかの立場上、なかなか本音を公言できないだけのことである。
それは、各製薬メーカーも同様である。
このまま進めば、ますます「日本の常識は、世界の非常識」となるのは歴然としているし、多くの真の意味の漢方専門家の医師・薬剤師も、本音はほとんどヒゲ薬剤師と同意見なのである。
それは、中医学派にはとどまらず、日本漢方の専門家筋でも多くの識者は、ほとんどが同意見なのである。
すなわち、このままでは、「日本の伝統医学」が消滅し兼ねないと。
本場の中国でさえ、ご高齢の老中医は、若い世代の早急な中西医結合の方法を憂えて、このままでは中国伝統医学が消滅するのではないか、との危惧を抱いている、と言うほどなのだから、ましてや、中医基礎理論を取り入れようとはしない日本漢方界における「漢方科学化運動」筋の動きは、比較を絶する不安を抱かれても仕様が無いわけで、繰り返し言うが、これは何もヒゲ薬剤師が特殊な意見を述べているのでは、断じてない。
皆さんは、日本的奥ゆかしさから、頭から衝突してもお互いにマイナス面が大きいから、と思われて、あるいは、いまさら言っても遅いし、言えば言うだけ、睨まれて、損はしても、得することは何も無いのだから、とまで思われているのかもしれないし、先ほども述べたように、組織に属しているための人間関係のシガラミそのほか、本音を言っては差し障りがあるので、公言するのを憚っているだけなのだ。
裏ではヒゲ薬剤師と同様の本音、あるいはそれに近い憂いを述べている専門家が多いのは事実なのである。


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