いきなり馬鹿げたタイトルで始まったが、事実だから仕方がない。

若い頃というのは、とんでもないことを考えるもので、怠け者の考えで、薬局はのんびりした優雅な生活に見えたもので、ああいう清潔でお上品な?店を持ちたいと思い、薬学部後半は、才能も無いくせに、芥川龍之介にあこがれて、作家になりたいと夢見て、将来の奥さんに薬局を任せて、文学に専念しようと考えていた。
ところが、大学卒業後に彼女(愚妻)と共に就職した薬局で、漢方薬の魅力と魔力に取り付かれてしまい、今日に至っている!

熱中すれば、一定レベルに達するまではのめりこんでしまう性格で、早くから漢方専門誌にも拙論を発表し続けた。
しかしながら、同じことを書いても、医師の書いたことなら重要視され、薬剤師が書いたことなら軽視されている(ような気がして)、僻み心というか、コンプレックスといおうか、そういう悔しい気持ちが常に付きまとっていた。

今はどうか?

コチトラ、薬の専門家だ!製薬会社や医師に対しても、物申す資格が十分にあるのだ、と自信満々である。

ちょっと自信過剰で、のぼせ上がるな、と思う人もいるだろうが、大体において、苦言を呈する内容というのは、常に書いているように、漢方の本当の専門家なら、本音では多くの先生方が、憂えていること、思っていること、日本の漢方の将来を危惧していること、それらの最大公約数的なことを、かなり代弁して発言したり、ネット上で、ブログや
漢方と漢方薬の真実」で書き続けている。

もちろん「中医漢方薬学」関連は、かなりオリジナルなものも混じってはいるものの、総じて中医学を専門とする先生方とは、多くの点で、共通した不満や問題点を、この日本の漢方界の現状に対して感じていることを「代表して」書いているという自負がある。

日本漢方と中医学を両方やり、比較的公平に眺められる人というのは、それほど多くはないのではないか、と思う。

日本漢方専門の先生は、総じて中医学を食わず嫌いであり、中医学派は、頭から日本漢方を低く見ている、というのが実際のところだ。

だから、互いに歩み寄ることは、現時点では殆ど不可能に近い。

日本漢方の専門家が、意外にも中医学を低くみる先生さえ、いまだにいるほどだもの!
実に驚きである。

中医学派は、中国からやってこられる多くの中医も含めて、日本漢方は「救いようが無いなあ~」と嘆息しているのが、本当に「本音」なのである。

しかしながら、日本漢方を敢えて弁護すれば、基本方剤をとても大切にする精神、これには中医学派も見習うべきであり、また、異病同治という中医学では比較的おろそかにされてきた重要課題を、日本漢方では「方証相対・随証治療」の下に、多くの蓄積がある。

だから、中医学と日本漢方を合体させた「中医漢方薬学」を提唱するゆえんでもある。


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