My Favorite Things

お気に入りのものあれこれ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

クーリエ・ジャポン創刊号

2005-11-20 12:20:20 | 
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 12/1号 [雑誌]

講談社

このアイテムの詳細を見る


11月17日に創刊されたクーリエ・ジャポンの広告はネットでよく目にしていて、期待していました。キャッチフレーズが気に入ったのですよ。「 アメリカだけが、世界でしょうか?」

たしかにその通り日本にはいってくる海外ニュースは圧倒的にアメリカ経由のものが多いです。しかし、それでいいのか、という気がしてなりません。自分で読んだり聞いたりして理解できるのは日本語と英語に限られています。しかし、英語圏内でも大きく論調が違います。似通っているようでも、やはり国民性はちがいますもん。アメリカ国内にしたって、リベラルなもの(NYタイムズあたり)と、保守右翼誌では意見が180度ちがいますし。

英語圏内でも大きな違いがあるぐらいですから、他の言語圏ではさらにちがうのは、まずまちがいありません。フランス語では、『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語版のページがあるので多少は読むことができるようになっていますが、やはり英語圏とはだいぶん感じがちがいます。アラブ語圏ではさらにちがうにちがいないし、中国語、ロシア語、スペイン語あたりのニュースも気になるところ。ドイツ語も、Spiegelなどは、さすが、という記事があるらしいし、Web版もあるのですが、ドイツ語は読めませんから指をくわえてみているだけなわけです。様々な言語のメディア1000から、面白いものを選んで一冊にまとめられるというのですから、期待せずにはいられなかったわけです。

タブロイド版広告も悪くなさげに思いました。

が・・・実際の紙面を読んでみて、正直、がっかりしています。なんていうんでしょ。内容が薄いんです。たとえば特集記事の「世界が見たKOIZUMI」選挙で大勝した小泉政権に対する各国メディアの記事が掲載されているのですが、内容が割愛してあるのか、サマリーを掲載してあるだけなのか、すでに日本語の新聞で掲載された程度の内容がずらっと並んでいるだけのように思いました。多少、長くなっても、その雑誌/ライターの特色がでるような分析記事が掲載されているようなものを期待していたのですけど。 

NYタイムズに掲載されたインタビュー「国境を越えた村上春樹の世界」などは、この新聞の書評欄の持つ長所がでているインタビュー記事でしたし、ロマネ・コンティの特集やローズ・オイルが生まれる町の写真は惹かれました。アラカルトのように並ぶ短い抜粋記事を好む読者もいるでしょう。

が、これぞ、というのがないというのが創刊号の印象です。抜粋記事であれば、即時性のあるwebのほうがいいでしょう。せめて週一回が最低限ほしいところです。月2回の発行にするのなら、よくこれを日本語にしてくれた、というぐらいの記事を選択して掲載してほしいものです。そしてその記事は、できれば、雑誌のうたい文句にあわせて、アメリカ以外のものであってほしいです。また、編集の方法もまだまだ工夫のしようがあるのでは。

編集長日記に創刊号にかける抱負が書かれていました。「クーリエ・ジャポン」は、徹底して読みごたえにこだわっているからです。この雑誌には、ストレートニュースは載りません。ただ情報を伝えているだけではなく、その国のメディアならではの視点で書かれた記事、あるいは他の日本メディアが伝えていない記事というのが、掲載の基準になります。・・・ニュースの価値は、「早さ」だけではない。「クーリエ・ジャポン」は、「深さ」なら他のメディアに負けない、そういう雑誌です」の意気込みは評価します。しかし、今のところその「深さ」にかけているのでは、というのが創刊号の印象です。

今のところ立ち読み対象の雑誌でしょうか。将来的に編集者の意気込みそのままの雑誌になったら、定期購読も考えてみるかもしれません。

コメント (6)   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 花回廊 | トップ | 音楽をめぐるトラブル »
最近の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。同感です。 (rm)
2005-11-20 16:36:46
はじめまして。

クーリエ・ジャポン、同感です!

おもわずTBしてしまいました。
はじめまして (lyca)
2005-11-20 23:57:02
はじめまして。rmさん。期待が大きかっただけに、ちょっと残念な出来でしたね。今後を期待しましょう。
広告をみて気になってました (いろじろ)
2005-11-22 12:56:21
地下鉄の永田町駅のエスカレーター沿いの壁にズラーっと広告が出ていて

「永田町の皆さん、『永田町の常識』だけが常識ではありませんよね?」(記憶が正確でないかもしれませんが)

といったコピーが面白かったです。



本屋さんで眺めてみようっと。

あちこちで広告やってますね (lyca)
2005-11-22 20:53:08
いろじろさん、こんばんは。あちこちで広告がでてますね。お金かけてるなあ、って感心してます。しかし、永田町の駅のコピーは傑作にあるってのはいいですねぇ。コンビニとかにもおいてあるので、まずは立ち読みしてみられてはいかが。 
全く同感です (sh)
2005-12-13 02:19:53
はじめまして。クーリエ、まさに同感です。

私が期待していたのは、ただ出来事を伝える情報じゃなくて、もうちょっと掘り下げた内容だったのですが・・・。

かなり期待していただけに、残念です。

しばらく様子を見ようと2巻も買ってじっくり読んだのですが、1巻よりも薄い内容でした。

編集部にはもうすこし濃いものをのせるよう、努力して欲しいものですね。



3号もでましたね (lyca)
2005-12-17 17:53:03
はじめまして、shさん。コメントをありがとうございます。宣伝通り、濃い濃い記事を載せてほしいです。2号は1号よりは私は面白かったですが・・・



3号もでましたね。まだ読んでいないのですが、どうでしょう。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
クーリエ・ジャポンを読む。 (外国に憧れて)
さっそく、興味深々、買っていた『クーリエ・ジャポン』を読みました。 なるほどなるほど。いろんなメディアからピックアップしている(=翻訳している)のですが、紙面の都合からか、やっぱり一つ一つの記事が短くて…。 その意見は、本当にメディアを代表している記事なの