カエサルの世界

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◎2011年4月8日、仙台

2017年02月04日 | ☆東日本大震災  

 今回の記事は「東日本大震災」についてです。
 先日、熊本地震を経験された方の手記を読む機会があり、インスパイアされてしまいました。こういうことは何度でも何度でも繰り返して書くべきだと思ったのです。今年の3月11日を待って・・・ということも考えたのですが、そんな必要はひとつもないと思いました。
 だからと言って、あの震災でカエサルが経験したことをまとめて書くというのは困難な話です。今回は、「2011年4月8日」というテーマで書いてみたいと思います。「東北地方太平洋沖地震」の1ヶ月後ということになります。


 3月11日の「大地震」の後、今も余震が続いているわけですが、その最も大きなものは4月7日の「大余震」だと思います。
 写真は、その翌日、4月8日の職場の様子です。大地震のときには倒れなかった本棚が倒れました。この本棚は、L字金具で壁に固定していたので、3.11大地震のときには倒れませんでした。しかし、そのときに木ねじなどが緩んでいたのだと思います。4.07大余震では倒れてしまいました。
 こういうことが、あらゆるところで起こりました。3.11では倒れなかったものが4.07で倒れ、3.11では崩れなかったものが4.07で崩れました。
 一番辛かったのは、3.11の後、苦労して片付けたところが、4.07で再び散乱したということです。写真の部屋なんかもそうです。3.11の後は「がんばるしかない」と思っていたのですが、4.07では心が折れました。


 4月8日は、ガスが来た日でもあります。
 カエサル自身が経験したライフラインの復旧状況についてまとめてみると、次のようになります。
 3/15( 5日目) 電気が来る。
 3/19( 9日目) コンビニで買物する。
 3/23(13日目) 郵便が来る。
 3/28(18日目) スーパーで買物する。水道が出る。
 4/01(22日目) 外食をする。
 4/08(29日目) ガスが出る。風呂に入る。

 4月8日の時点では、電話なども使えるようになっていたと思います。でも、ガソリンスタンドで車に給油するということはできませんでした。車の運転はできるだけ控えて、職場へも1時間ほどの時間をかけて徒歩通勤をしていました。
 あくまでも、カエサルの個人的な話です。バイタリティのある方はもっと早い時期から買物などをしていたと思いますが、カエサルはこれが精一杯でした。


 とにかく、風呂に入れるようになりました。29日ぶりです。

 カエサルは風呂嫌いです。でも、さすがにたまらなくなって、せっかく汲んできた貴重な水を使い、ガタガタ震えながら体を洗ったこともあります。
 仙台の3月は冬です。天気のよい日を選んで日中に決行したのですが、石鹸を使って体をこすっている段階で寒さに耐えられなくなってきました。しかし、その石鹸を流さねばなりません。冗談抜きで泣きたくなりました。
 そんなこんなの日々を送りながら迎えた4月8日、29日ぶりの風呂は本当に天国でした。

 東日本大震災ということになると、まず津波の話になり、原発事故の話になります。それが重要だということは言うまでもないのだけど、震災には実にさまざまな側面があります。こうした個人の生活レベルでの話も語り続けるべきだろうと思っています。

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