Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

オマーンの王様コレクション

2017-04-04 18:21:24 | 中近東/北アフリカ
オマーンは絶対君主制の国。
現在の国王、カーブース・ビン・サイードの肖像は国中いたるところで見ることができる。

  
ホテルや商店には写真が掲げられていたり、絵まで描かれていたり。

 
スークやコンビニでもお見かけするし
 
有名ハルワ屋にももちろんいらっしゃる。

 
ビルの壁にも大きな絵が掲げられた王様は若い頃はイギリスの士官学校を出られたそうで
 
そのためか若い頃のお写真は軍服姿。精悍な感じでかっこいい。

この現国王は極端な鎖国主義で国の発展を遅らせていた父親をクーデターで追放し、1970年から開国をして今のような国づくりをしたと言うことで尊敬されているそう。
すべてを直接統治する絶対王政から現在は少しづつ民政に移行させようとしているようで、いろいろブータンの先代国王と似ているかもしれない。

ただし王妃が4人もいた先代ブータン国王とは違い、オマーンの現国王は独身。
若い頃に一度いとこと結婚したが、4年ほどで離婚した後はずっと独り身。噂では女性に興味がないとか。
既に70代後半、ガンを患って闘病中ながら後継者が決まっていないとのことなので、現在は安定しているこの国も将来はいささか心配かもしれない。

ところでこの国の王室、現国王の叔父にあたる先々代はなんと日本女性と結婚していた、と添乗員が教えてくれた。
1930年代のことで、日本に住むことを条件に正式に結婚し、女の子も生まれた。
ところが奥さんは3年ほどで亡くなってしまい、すでに譲位していた王様は子供をオマーンに連れ帰ったものの本人はインドで亡くなり、日本の血の入った子供は王宮の奥に隠されて現国王が即位するまで外に出ることはできなかったとか。
その王女が現在はどうされているのか調べてもわからなかったが、なんという人生だろうか。

ご本人もいろいろ苦労されているだろう王様、
 最後は空港でお見送りしてくださった。


過去の国家元首コレクション:

ブータンの王様コレクション
ヨルダンの王様コレクション
カダフィ・コレクション
アサド・コレクション


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コメント
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