goo

猫と薔薇の日々(谷中散歩と屋上花火)

2009-05-12 22:52:18 | Cat 猫族の甘い生活
昨夜、渋谷での打ち合わせ帰りに ふらり代々木公園へ。
陽が落ちたばかりの湿った黒い森で、不意にただならぬ香気(&妖気)が。
眼前に夥しい薔薇の群れ――なんだかいけないものでも視てしまったようにどきどきした。



先週末は猫族ふくちゃんと谷中猫散策に。乱歩の『D坂殺人事件』でおなじみの団子坂から
いせ辰をひやかしたりしながら三崎坂途上のお寺へ。
ここには仮名垣魯文(幕末から明治の戯作者、新聞記者)の墓碑があるのだが、
「猫々道人」を名乗っていたほど愛猫家だったらしく、墓碑には赤塚不二夫ばりの
猫レリーフが彫られているのだ。さらに、その傍らには飼猫を供養した「山猫めをと塚」があり、
そこには眠り猫の彫り物がすやすや横たわっているという按排。


猫の彫像や骨格標本もある「朝倉彫塑館」はあいにく修復工事中でパス。しかしその先にある
映画のセットのような「初音小路」で、この日最初の猫発見!誘われるように入っていくと
そこは魅惑のニャンパラダイス。一角にある小料理屋「鈴木」の女将さんがよほどの猫好きとみえ、
傷ついたり棄てられたりたりした猫たちを何匹も保護しているそう。どの猫も幸せそうだった。

とはいえ、、数年前に谷中墓地で猫が数十匹毒殺される痛ましい事件があり、女将さんの愛猫も
その犠牲になってしまったのだとか。。その仔の写真を見せていただき、胸が詰まった。
猫嫌いの人にもいろいろ言い分はあるのだと思うが、どうか生きものの命を脅かす前に
その行為の恐ろしさに自ら気づいてほしいと切に願う。相手が猫であれ、何であれ。


女将さんの知り合いの「人力俥 谷中 音羽屋」のお兄さんとも谷中墓地前でしばし猫談義。
彼も相当の猫好きらしく、予約すれば猫を膝に載せての谷中巡りもできるそう。
(予約はこちら→090・1219・0108 )
お兄さんが 谷中墓地にたいそう気立てのいい猫が居るというので案内してもらったら、
草葉の陰からひょっこり黒猫。あ、ニキ?!

ニキの尻尾はもっと太かったけど、中長毛な背中の撫で心地はそっくり!
今までいろんな猫を撫でたことがあるけど、ここまで感触の同じ猫は初めて。
陽が当たると微妙に茶髪なとこや、白髪の入り方まで同じ。。じーーん。
(あ、背景はもち墓石。暑い日だったのでひんやりクールダウンするのにもってこいだったよう)

これは、谷中墓地側にあるショコラティエ イナムラ ショウゾウでいただいた「涙のしずく」。
これもちょっと猫の背中っぽい。マカロンベースで、ベルガモットの香りが爽快なり。


谷中では「この路地いいなあ」と思う所に
入っていくと 十中八九、猫に遭遇する。



これは谷中銀座に最近登場した彫刻猫。
芸大生が彫ったのだそう。烏も思わず引きそうなリアリティ。


これは三崎坂の雑貨屋さん「CHETE」に居たアビシニアンのラムセスことラムちゃん。美形です。
ショーウィンドウにちゃっかり紛れていた所を お店の方に抱きすくめられ、
ちょいむっとしてるよう。このお店はイタリア製の帽子などもあり、掘り出し物がありそう。



それにしても、この日は猫族のふくちゃんと一緒だったせいか
恐ろしく猫濃度の高い一日だった。
これは、帰りにふくちゃんからいただいたバースデイプレゼント。

ニキ リターン?!
目ぢからと佇まいがニキそっくり。大きさもジャストニキサイズ。
ありがとう!!!!!!



翌日曜も夏日。午後はフォトグラファーみっちゃんちの屋上BBQパーティへ。

左からハカセ、まいか社長、とき緒監督、右端は焼き鳥屋さん、ではなくサンペイ師匠。
ほかにもレイちゃんやちよさんをはじめ、みんなで夜更けまでわいわい。

これはハカセから誕生日プレゼントにいただいた黒猫時計。なんとふさふさまつ毛が瞬きします。


日暮れ後には、満月の下で今年最初の花火をスパーク!



そう、みっちゃんにこの日のBGM用のCDをお願いされたので、
コンピを作って持っていってみました。マッドリブからニコラ・コンテ、Mr.Scruff、
ジミ・テナー、ビースティ・ボーイズなどなどに、なぜか武満徹まで盛り込んで。
思えば小学生の頃から(当時はカセットテープですが)コンピ作りが趣味でした。


本日、誕生日。ここには書ききれなかったけど
みなさま、温かな祝福をいっぱいありがとう!
いつも心から感謝しています。みんなだいすきです。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。