月の海

月から地球を見て
      真相にせまる

巨人の行方(OS3)

2011年11月29日 20時35分34秒 | 経済

 しかし、IBMが発表したPCにはインテルの
8086が使用されていた。
この後、PCは世界的にインテルの8086が
使用される様になった。
 これにより弱小半導体メーカーのインテルは
半導体の巨人となった。
また、期待されていたZ8000はPCになることなく
ザイログ社とともに消えていった。
 また、モトローラーの86000は小型の
コンピューターに使用され、ヒューレットパッカードや
SUNマイクロシステムなどが企業向けに高額で
販売し、主に工業系開発部門などで使用された。
 これらをPCと差別して、ワークステーションと
呼んだ。当然、高性能なためOSにはマルチタスクの
UNIXが使用された。
 また、IBMが出したPCには誰もが、8ビット
時代に主流だったOS、CPMが使用される
だろうと予想していたが、発売されたPCには
MS−DOSという、聴いた事もないOSが
使用されていた。
 当時、多くの人はIBMは何でこんな低性能の
PCを出したかが判らなかった。
しかし、今なら判る。IBMは見せしめのための
PCを発表したのだ。
汎用コンピューターに比べ、PCはこんなに低性能
なんだと人々に知らしめるために。
 CPUには弱小インテルの一番低性能の8086を
使用し、OSにはビルゲイツという若僧が持ってきた
実績の全くない、できの悪いOS、MS−DOSを
使用したのだ。
 まさか、IBMはこのPCがIBMを危機に落とし入れ
IBMに替わる2つの巨人を産むとは、夢にも
思っていなかったのだ。

巨人の行方、終わり。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (デルの電子カルテシステム)
2011-11-29 20:54:53
そうだったんですか。
もっと昔の話でしょぅ。IBMが以前、すばらしいですね。
でも、今もスーパーコンピューターで、よく知られますね。
個人的なパソコンといえば、あきらめましたね。本当に残念なことなんですね
DELLなどのブランドがパソコンの領域でうまくいきますね。

コメントを投稿