鳥の巣頭の世迷い言

読書音楽観劇、ハゲタカ廃人、そしてアラシックライフをエンジョイしている三十路のお気楽会社員・ガバ鳥のblog

News Zero 10周年 記念シンポジウム(2016年10月1日)

2016年10月07日 12時02分12秒 | アラシックなライブ+イベント



幸運なことに、10月1日に開催されたNews Zeroの公開シンポジウムに参加できました。
写真を撮った大村さん、アナウンサーを務めるラルフ鈴木さん、三浦プロデューサーなどがパネリストとして参加していました。

私は翔さんのエピソードも聞けないかな..という下心満載で参加したのですが、ちょいちょい面白い翔さんの話がきけてよかったです。

勿論、News Zeroという報道番組に携わる人たち(しかも、旧いニュース番組である今日の出来事の後番組としてできた、比較的新しいニュース番組)の話も興味部会ものでした。

例によって、少し長いレポートを現在作成中であります。
私が感じた面白かったこと、翔さんファンとして面白かったこと、などを中心にお送りできればと思います。

鏡のように正反対な彼と鏡のようにそっくりな彼女@シン・ゴジラ感想

2016年10月07日 00時00分00秒 | シン・ゴジラ
シン・ゴジラにおける主要人物3人、矢口蘭堂、赤坂秀樹、カヨコ・アン・パターソンを見ると、その人物描写の対比に驚きます。
つまり、赤坂と矢口と正反対だなと思い、カヨコと矢口とそっくりだなと思うわけです。

劇中において、矢口蘭堂と赤坂秀樹は、鏡像と実像のように、本当に正反対の人物として描かれています。
出自、進路、容姿、衣服/装飾、名前に至るまで全てが正反対です。
矢口は代々政治家の家系に生まれ、経済的に何不自由なく育ち、商社勤務を経て親の地盤をついで政治家になっています。
赤坂は庶民の家系に生まれ、苦学して国立大学に入り、外務省を経て政治家になっています。
また、矢口の背広は少しだぼついた品であり、赤坂の背広は体にあったもので、ここも反対になっています。
加えて、彼らは名前すらも反対です。蘭と樹という、草花と樹木でもって彼らの違いは浮彫になっているわけです。
しかして彼らは共通して現実主義者であり、同じ地面を同じ方向へ歩んでいく訳で。
これを見ると、彼らは両輪のような存在だよなあと思います。
そしてなんとなく、光学異性体/鏡像異性体のL体とD体みたいだよなとも思うのです。
右手と左手の関係(鏡写しの関係)というか、互いに鏡に映すと同一になる構造のものというか(しかし重ね合すことはできない)。


一方で、カヨコは矢口とそっくりの人物として描かれます。
彼らの出自や性格はよく似ています。
アートオブシンゴジラにおいて、彼らの性格は共通して「おおらか」「自信家」であると記載されています。
そしていずれも「親の七光りも臆することなく利用する(by赤坂)」タイプです。

彼らは国は異なれどソックリの存在であり、例えて言うと、同じ畑で育ったナスビとキュウリのような存在です。
そういう意味で、彼らはソウルメイトと言えるかもしれません。
スターウォーズのルークとレイア姫みたいな。

こういうことを考えると、
シン・ゴジラでは、矢口をはさんで「正反対」の赤坂と、「そっくり」のカヨコが中央に配置されて物語が進んでいく訳ですが、矢口は様々な人たちを映し出す「鏡」であり、正しく物語の主人公であるんだなあとも思う訳です。




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おまけ。

どーでもいいことかもしれませんが、私は赤坂さんから漂う「元彼」感がヒジョーに気になります。対 矢口に対してですが。
矢口、と呼び捨て、お前という。
職場の先輩/後輩の関係で、ここまで言うかね?と思うのですよ。
もし矢口と赤坂が政治家になってからの付き合いであるならば、矢口に対して赤坂が「お前」なんて言葉、使うもんかね?と思うわけで。
少なくとも、ど真ん中フツー庶民ガバ鳥は「人に対して『お前』と使うな。」と躾けられましたがな。ましてや、気遣いができる繊細なチートの赤坂さんがですよ、3世議員の矢口に対して簡単お手軽に使うとは思えない訳で。
ということで、赤坂さんと矢口さんは少なくとも政治家になる前、若い頃からの長い付き合いであるとの結論を出すにいたりました。
20年くらいの付き合いとか、それぐらい長いお付き合いの予感がしとります。赤坂より付き合いが長いのは東官房長官や郡山危機管理官、検察庁長官とかぐらいの長いお付き合いの。