読書日記と読書ノート 第三部(2013年6月~2015年6月) 吉野三郎

退職してから読書中心の生活をしています。読んだ本の感想を日記に記し、要点をノートに書いています。その紹介です。

237、「世界」臨時増刊「沖縄 何が起きているか」(岩波)

2017-11-10 07:03:00 | 読書日記

日記から

・2015年4月9日(木)

「世界」5月号と「世界」臨時増刊「沖縄」を数時間読んだ。お題目だけの民主主義はだめだ。行動と運動で鍛えていかなくては。

・4月10日(金)

「沖縄」を読み終わった。沖縄にだけ基地を集中させ、それを許容しているのは本土による沖縄差別ということになるだろう。が、その一方で「そういわれても…」という気持ちもある。しかし、沖縄の基地問題、辺野古基地建設を傍観していて、「九条を守れ!」というのは偽善だ。沖縄を直視しながら九条の意義を考えることだ。基地に依存することによって沖縄の経済が潤っている、というのは神話でごまかしだということもわかった。基地は沖縄の経済発展を阻害する要因だ。が、返還された基地の跡地に進出したのは本土の大手資本、イオングループ。アメリカの基地支配から本土資本による支配に転換しただけではないか、という疑問も。本土メディアの沖縄報道の貧しさが際立つ。沖縄の今は日本の民主主義の試金石なのだ。

 

(了)


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