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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



620基もある石灯籠の写真を少し撮ったので、年代順に並べてその特徴を考察してみた。

1671年(寛文11年)と書かれていたが、1804年(文化元年)と併記されているのでその後再建したものらしい、基礎から火袋を支える「竿」の部分のカーブが緩く直線に近いのが特徴。当時の将軍は4代家綱。



1684年(貞享元年)とあり、文字の彫りが深く、火を燈す「火袋」の部分が球のように丸みを帯び、笠は円形、竿の断面は角となっているのが特徴である。当時の将軍は5代綱吉。



1693年(元禄6年)のもので「竿」の断面は円形「火袋」の上の「笠」がお椀の蓋状、宝珠が異様に大きいのが特徴である。



1704年(宝永元年)、「火袋」と「竿」の間にある「中台」に松のレリーフがあり、竿の腰が大きくくびれている。



1710年(宝永9年)写真一番手前の灯篭がそれで、「火袋」が丸い球に近い。
当時の将軍は8代吉宗。



1713年(正徳3年)住吉大社の石灯籠に最も多いオーソドックスなタイプ。



1720(享保5年)オーソドックスなタイプであるが「火袋」に明かりを入れるくり抜きが無い。



1723年(享保8年)手前の背の低い2台がそれで「中台」から上が大きくて「竿」が細いので、竿の途中から折れてしまいそうである。



1725年(享保10年)写真奥の2台がそれで、笠の部分だけが大きくバランスが悪い。



1727年(享保12年)「火袋」が球状、笠は円形なのに竿の断面は角である。



1748年(延享5年)中央の2基がそれで「中台」のレリーフと「笠」の下部に垂木のような装飾がある。又、竿の腰がくびれ過ぎて折れそう。当時の将軍は9代家重。



1748年その2「火袋」が8角形、住吉の灯篭としては珍しく「笠」に「蕨手」の装飾、「竿」に節がある。



1750年(寛延3年)基礎、竿、中台、火袋、笠すべて四角、非常にバランスの取れた典型的な住吉灯篭のデザインである。



1755年(宝暦5年)中台に龍のレリーフ、竿の背後に点火用の石の階段が付属している灯篭は珍しい。仙台商人の心意気か。



1759年(宝暦9年)左の2基がそれで中台が小さく、基礎の上部が台形に盛り上がり、竿の下部がそれに合致するように内側に削られたスマートなデザイン。





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