ラリレレなマーチン

前回のオールドカマカに続いて今回は、マーチンテナーの調整です。
１ヶ月以上前に相談いただき、ライブのない時に調整して不具合な点を直すという依頼です。

中野駅南口の喫茶店で１０時に待ち合わせということで、 約２キロ強の道を歩きました。
しばらくぶりの晴天夏日という感じでした。
 　　　
実際に欲しいというよりは、小さい車にいつも目を奪われます。
　　　　　
垣根の家。
　
この車は実用的でちょっと気になっています。
　　　

さて、今回はラリレレでおなじみのベーさんのマーチンテナーの調整です。
ナットとサドルを作り変えること、４弦の溝を工夫する、サドルは音程を正確に、フレットのバリの気になる部分の調整。
これが今回の調整部分です。

とてもよく使われているテナーです。
細かい傷は多数ありますが、弾き込まれた楽器として申し分ありません。

問題のナット。
 
まずカッターでそっと境目に塗られているラッカーに切り目を入れておきます。
 
次に、ナットの境目にマスキングテープを２重に貼っておきます。
 
ペグは汚れが目立っていますので一旦外すことにしました。
 　
次にナットをそっとプラハンマーで軽く叩きます。（直ではありません）

動きましたので、そっと外します。
 
エボニー製かと思っていましたが、そっくりな樹脂でした。
 
ボディーはマーチンクリーナーで簡単に清掃しました。
 　　　
ペグは超音波清浄機で洗います。
　
水分を取って乾燥させておきます。
　
写真では分かりにくいですがフレットもだいぶ汚れています。
清掃とバリ取りのために一旦マスキングします。
　　　

本日はここまでです。