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レスラー (映画)

2009年04月04日 | 映画
映画「レスラー

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」「ナインハーフ」で一世を風靡したミッキー・ローク復活と言われる本作。ゴールデン・グローブ賞主演男優賞も獲得。

華々しい過去を持ちながら、今は週末だけ場末のリングでわずかなファイトマネーを稼ぎ、平日にはスーパーの裏方で働く日々。部屋代も払えず、締め出しをくらい、たった一人の娘にさえ拒絶されている中年男という役柄。
映画界でスターの地位を築きながら、好き勝手の上、ボクシングで大事な顔が変形して俳優生活はお呼びがかからなくなり、私生活でも離婚してチワワだけが心の拠り所といったロークの実生活に重なる。
ちょうど先日「アクターズ・スタジオ」の放送でマット・デイモンが、共演したロークに「謙虚に生きないと、俺みたいになってしまうぞ」と自戒の念をこめて言われたと話していた。

そんな1作だから、とても主人公の哀切が滲み出てくる。特に娘となんとか和解しようとするくだりで、ビーチ際の桟橋を歩く場面など秀逸。

そしてなんといっても「レスラー」ですからレスリング場面の迫力と、そのリング構成を組み立てたり、演出するための小道具をDIYに買いに行ったり、選手同士がリスペクトしあう場面など、裏側も共感できて面白い。
しかし、流血シーンは本人が色々考えて行っているとはいえ、「痛いっ!」のひと言。
そしてファンの集いでグッズを売るシーンまで。トホホ、大変だなー。

そんな主人公の心の拠り所はストリッパーの女性。彼女をマリッサ・トメイが大胆な裸体かつ繊細な心の演技で演じていてこれも巧い。
親である自覚を持っているがため、体目当ての男性が言い寄ってくることが多い職場ならではの警戒感で、主人公のレスラーからの求愛は本当の愛なのかどうか戸惑う。その迷いのタイミングのずれが主人公の人生に影響を与える1つとなる。

今、我が世の春の若さがあっても、いつかは老いの時期がやってくる。「私が必要とした時、お父さんはいつもいなかったじゃない。自分が必要になったからって私を頼らないで!」と言われないように…。

監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ミッキー・ローク、マリッサ・トメイ、本物レスラーの皆さん

初夏、TOHOシネマズほかでロードショー
http://www.wrestler.jp/




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「皆味覚が違うのだから、十人が飲んで皆がそこそこ美味しいという
ビールよりも、そのうちの3人が本当に感動するビールを作りたい。」
元キリン「一番搾り」の商品開発プラント責任者で、ドイツミュンヘン
工科大学で醸造を修めたブラウマイスターも口出しできなかったビール
醸造の天才、「山田一巳」が、八ヶ岳山麓の湧水と出会い、10年の歳月
をかけて織り成した、日本酒類コンクール優勝の地ビールとは・・・
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