ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

漱石特集で思いをめぐらす

2016年12月08日 14時02分41秒 | Weblog
漱石は、坊ちゃん、吾輩は猫である、などの名著を生んだが、元は英語教師。
文科省の留学生として、英国に英語の勉強をしに行ったのに、英文学がしたくて、英語の勉強の進捗について、文科省に白紙で出したという。
英国で、日本人の英語教育について、絶望した、とか、家に籠ってうつ病になったとか、言われている。
帰国して、鏡子夫人と子どもたちと暮らすようになって、番組内のドラマでは、いかにも精神疾患者の行動を起こしている。

誰かにいつも見られている、とか、妻に何の理由もなく出て行けと怒っていたようだ。
幼少の子どもたちにも、父としての包容力の愛を表現していない時期もあったようだ。
そういう時に、鏡子夫人は、まともに相手せず、漱石を見守りながら、家事をし、子育てをしていたようだ。

その精神的にギリギリの生活のなかで、漱石が文学で表現すると言う小説を書くきっかけになったのは、人との出逢いだ。
ホトトギスを主幹していた、正岡子規から、薦められたそうだ。
猫の目を通して、自分の家のなかの様子を風刺を込めて表現することによって、精神が整ってきたように感じられる。

その後の漱石の文学的活躍は、生み出される小説の価値が証明する。

漱石も龍之介も鴎外も、いつ読んでも小説の世界に没頭してしまう。
ありがとう、っていつも想う。

すべてに感謝。


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