かわいい勘違い

　そういえば、お伝えし忘れていたのですが、夫もブログを始めました。
　その名も「ゆうた・こうた写真館」。http://yuutakouta.blog47.fc2.com/
　このブログの左下、「ブックマーク」のところからも入れます。

　悠太・光太の写真ブログだから、「ゆうた・こうた写真館」。
　そのまんまやないかい！
　このひねりのなさ。夫の性格をよーく表しています。夫の性格がまっすぐ、というわけじゃないですよ。あれこれ考えるのが、ただ、面倒なだけ。

　先にブログを始めた私に対抗しているわけではない、とほざいておりますが、ぷぷぷ。普段、パソコン関係の設定はすべて「やっといて～」と夫まかせの私が、何の相談もなしにブログを開設したのは、夫にとって少なからぬ衝撃だったことでしょう。

　しかし、この夫の写真ブログを立ち上げるにあたって、一つ困ったことが。
　光太のかわいい写真はいっぱいあるけれど・・・悠太の写真が、ない！
　そりゃ、あるけれど、人様にお見せできるような写真がないのです。

　まんまるほっぺ、ばーんっ！二重あご、どーんっ！
　写真を選別しながら、「うっ！」（思わず目をそむける私）、「これは・・・ひどいよね」「ダメ、却下、却下！」とまあ、こんな感じ。
　
　5月初めに散髪をして、角刈りになった悠太（今はちょっと伸びてましになりましたが）。
　その悠太を見て、「あれ？誰かに似てるなあ・・・誰だっただろう？」と。
　うーんと、えーっと・・・と思い巡らして、はた、と思い当たりました。
　ドカベンだ！
　あのマンガ「ドカベン」の山田太郎にそっくりなのです。
　きっと、山田太郎が子どもの頃は、こんな感じだったんだろうなー、って。

　いいんですよ、ドカベン。
　あの和風な顔立ち、温和な笑顔。いかにもモテるろうなー、の里中君よりも、私は好きです。
　けどなあ。
　片や、光太ですよ。
　背こそ伸びたけれど（前歯もなくなったけれど）、いまだに可憐な子リスちゃん路線をひた走る（親バカですみません）、光太が相方なのです。

　ドカベンと子リスちゃん。
　あああ、むごすぎる。

　・・・なーんて。結局は一卵性双子、よそ様から見れば、どっちもどっちの少年二人、なのですがね。
　「ゆうた・こうた写真館」のほうも、どうぞ、合わせてご覧くださいね。


　さて、そのドカベン悠太のちょっとかわいいお話です。

　お菓子のパッケージって、袋物も箱も、その中のお菓子の写真をデザインしてあって、中に何が入っているのか分かり易いですよね。
　悠太・光太もパッケージで判断して、「これ、ください」と持ってきます。

　ある日のおやつどき。
　小腹をすかせた悠太が、なにやら台所をゴソゴソ物色。そして、一つの箱を手に、ニッコニコで「これ、くださいな」とやってきました。
　それが、左上の写真。
　ジッパー付きの保存袋の箱です。

　確かにこの箱にはおいしそうなドーナツの絵が描いてあるけど・・・
　ごめんね、悠ちゃん。これにはドーナツは入ってないんよー。ほら、見てごらん。
　中身を確認させると、
　「そっかー。なーんだ。ボク、間違っちゃった」と引き下がってくれました。
　　
　中身、確認したよね。中にはドーナツ入ってないって、分かったよね。
　それなのに。
　なぜ、その翌日も同じ箱を持ってくるかな、君は！
　それも、自信満々、ニコニコで。
　
　「んー、ごめんね、悠ちゃん。これドーナツじゃないんよ。昨日、見たでしょ」
　昨日は入ってなかったけれど、今日になったらドーナツが入ってるかもしれない！とでも思ったんでしょうか。

　二度空振りして、さすがに納得したのか、その日以降、その箱を持ってくることはなくなりました。


　それから数週間。
　「お母さん、これくださいな～♪」
　手には、保存袋の箱、ニコニコ、お目目キラキラの悠太。

　脱力。
　悠太さん、あなた、学習能力ってご存知か？
　その箱は、いくら寝かせてもドーナツにはなりませんから！
　ああ、もう、このおバカっぷり。身もだえするくらい、かわいい。たまりません。ツボです、ツボ。
　
　悠太、「今日こそは！」だったそうです。
　ブッブー、残念でした！