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神奈川の西に位置する「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の中で、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

大空への旅立ち(がんと闘いながらも夢見ていた未来)・・・読書感想文です

2014-12-20 | 本と雑誌

昨年の夏の「24時間テレビ・愛は地球を救う」内で放送されたドラマ「今日の日はさようなら」の原作です。
(主演は嵐の大野智さんということもあってか、視聴率は23.4%を記録したそうです!)

 

作者・幸和也さんは、《 悪性リンパ腫で亡くなった息子・昌彦さんの思い出を大切にし、家族が前を向いて歩いていくことが一番の供養 》と考えこの本を書いたそうです。

病気の発覚から辛い闘病生活、再発、そして余命宣告を受けたこと・・・そんな三年間の日々を中心に、本人の日記、母親の日記を基に記した闘病の記録です。

私は、TVドラマはみませんでしたが、誰にとっても可愛いわが子、まして母親にとっての「息子の病気、治療、死の宣告」と繋がる時間は、どんなに苦しくつらかっただろうと気になっていた内容でしたので、いつか本は読みたいと思って買ってありましたので、時間のできた昨日から今日と一気に読み終わりました!


ただただ・・・つらい・・・悲しい・・・、
STAP細胞騒動のニュースと重なった昨日・・・もしかして、この細胞が本物ならと思ってしまいました(苦笑)。
医学の進歩を強く望み、いまだに完治できない病もあるはがゆさを感じました。

昌彦さんの病名は「リンパ芽球性リンパ腫」。
血液の病気の一種で、悪性リンパ腫の中でもきわめて複雑なものの内のひとつとか・・・。
両親は、「なぜこの病気なんだ」「なぜ家の子が」と思い、「発病の原因も解明されていない病気になぜ」と、誰にぶつけることもできない怒りや悔しさの日々だったことでしょう。

余命を宣告された昌彦さん本人が「未来を奪われた自分を受け入れていく」までの葛藤が綴られていて、胸が痛くなりました。

特に、在宅での緩和ケアとしてすごした最後の頃・・・27歳の青年が「母ちゃんといっしょに寝たい」と言った場面・・・きっと「死」が怖くて怖くてたまらなかったんだろうと思うと涙が出ました。

表面的には、家族にはどなったり怒ったりと、気持ちを紛らわせていたであろうと思われる部分もたくさんありますが、その間も身の回りの整理を済ませ、家族への「置き手紙」も書いてありました。

父ちゃんへ 父ちゃんは母ちゃんと仲良くすること
母ちゃんへ 母ちゃんは父ちゃんと仲良くすること
ねーちゃんへ 何もかも面倒見てくれてありがとね!(姉は弟と白血球の型が合っていて、弟の骨髄移植のドナーとなったのですが・・・)
ななちゃんへ いつまでも家族のアイドルとしてかわいい番犬でいるんだよ!

ねーちゃんの結婚する人へ ねーちゃんを幸せにしてあげて下さい。




つらいつらい内容の本ですが、もしかして自分がこの立場になったら・・・、やっぱりそうだろうなぁ・・・、いやもっとこうしたかも・・・、いろいろ考えてしまいました。

家族全員が、健康で日々を過ごせることのありがたさを感謝し、毎日を大切に生きたいとも思った本でした。
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4 コメント

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Unknown ( karusan)
2014-12-20 23:27:52
人として生きて行く中で、我が子に先立たれることほどつらいものは無いでしょうね。

難病の発生や不慮の事故・・・そんなことが無いようにいつも願っています。

ですが、近ごろ「わが子を虐待し、傷害や死に至らしめる事件」が数多く報道されています。

たぶん精神障害を持った親だと思うのですが・・・どうにも理解できません。

親の愛情・・・ (harusan)
2014-12-21 22:33:52
>karusan,
子に先立たれる・・・つらいでしょうね・・・病の子を持つ親は、誰でも「代わってやりたい」と思いますよね。

そんな可愛い子を虐待する親・・・考えられませんが、報道は増えていますね。

虐待が必ず行われている事実をつかんでいなくても、「おかしいと感じた場合は通報することが出来るようになったことで明るみにでるケースが増えたのも一因と思います。

こんにちは (ぷーちゃん)
2016-08-29 15:04:31
この本のDVD持っています。昨年夏風邪から高熱でダウンしていて見れなかったので買いました。大野君、飄々としていて演技が上手いと思います。子に先立たれる親の気持ちを自分と重ねて考えると苦しくなります。特に今は愚息二人とも家を出ているので心配になります。
古いブログを読んでくださったんですね! (harusan)
2016-08-29 21:13:20
>ぷーちゃん、
一年半以上も前のブログを読んでくださったんですね!
その上、コメントまで~~、
本当にありがとうございます。

母親って、どんなに子どもたちが成長しても「母親」なんですよね・・・。
見えないところにいる分、考えると余計に心配しになる気持ち、分かります。


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