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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私。
日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

飛騨路の旅・・・①

2003-09-19 | インポート
「飛騨」・・・深い山が重なり、その間に狭い谷があり、ポツンポツンと山村がある・・・そんな中でも「高山」はかなり大きな町です。

名古屋から特急で2時間程で「飛騨高山」へ着きますが、途中、車窓からの景色を見ていると、「山また山」。
その中を流れる川を、右に左に見ながら、こんな山奥に、どんな町があるのだろうかと、ワクワクしてきます。

「高山」といえば、豪華絢爛な屋台が出る、春と秋の「高山祭り」。
それと「古い町並み」が残っていることや「朝市」が有名でしょうか。
そんな町へのあこがれを持って、訪れた「高山駅」での第一印象は「小さい駅」でした。
年間を通して、多くの観光客が訪れると聞いていましたが・・・
多分、電車を利用する人より、車やバスでのお客様が多いのでしょう。

駅前には「いちいの大木」があります。これが「一位一刀彫」で有名な木なんだ、と思いながら、見上げてしまいました。
木目の美しさを生かした彫刻の数々は、これから先、たくさん見ることになりました。

ホテルにバッグを預けてから、まず向かったのは「高山陣屋」です。
高山城主・金森氏の下屋敷の一つでしたが、金森氏が山形へ移された後、徳川幕府の直轄地となった飛騨を治めるための役所となった建物です。
おふれを出したり年貢を取り立てたりしたそうですが、全国でただ一つ現存する、「徳川幕府郡代所」だそうです。

農民一揆や騒動があった時の「血痕」や「首謀者の遺言状」とかも残っていたりして、胸が打たれる思いでした。
内部の作りも、それぞれの用向き別であり、お役所、御用場、大広間、役宅、吟味所、お勝手・・・等々の他、「白洲」まであり、当時の様子を想像してしまいました。
また裏手には、かって年貢米を保管した大きな「御蔵」もありました。

この役所の庭も手入れが行き届いており、広間の縁側に座って眺めていると、「ススキの穂」を揺らす風に秋の気配を感じた静かな午後でした。

この陣屋の前では、毎朝、「朝市」が立ちます。
近隣の農家の方々が、新鮮な野菜や果物、お花などを並べる、名物朝市とか・・
翌朝を楽しみに、次に足を運んだのは「古い町並み」です。




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