テニスのメモ帖

テニス好きが嵩じて、いままでのコーチ経験から書き綴ったものです。少しでも役立てばと願っております。

第30号

2010-03-03 19:52:16 | 日記
◇◆テニス・メモ帖◇◆ 第30号 平成14年7月10日
  読者各位のご支援により第30号を迎えました。メモ帖とは言え、その内
 容には限度があると思っていましたから、30号まで続くとは考えてもいま
 せんでした。

  月3回(10日・20日・30日)の発行で、一番に感じたのはテニス愛
 好者が多い上に、現状に甘んじることなくレベルアップを考えていらっしゃ
 る意欲でした。それに激励され、また途中作成中に悩んでいるときも、暖か
 いメールを頂いたのは何より嬉しかったです。
 
  私自身テニスに対する思いは、とても強いものがあります。その情熱だけ
 は未だに失われてはいませんが、愛好者各位とご一緒にテニスを更にメジャ
 ーなスポーツとして市民権を得るため、頑張るつもりですからどうかいま少
 しお付き合いください。
<後輩へ 試合後のアドバイス>
 1、相手にはボールに対する執着心がある。
  「相手校のAさんが、ボールを追いかけ足がもつれ転倒したが、その執着
 心と次のボールに対する立上りの素早さ、決るまではボールを絶えず意識し
 ている姿に感動した」

 2、それぞれが自分に自信を持っている。
  「ランクの格差はあるが、それぞれが自信を持って対処している。思いっ
 きりの良いスイングはイン・アウトに関わらず清々しさを感じた」

 ダブルス(Aさん・Bさん)
  コンビネーションはまずまずだが、AさんがBさんに言葉で指示している
 のは止めなければ駄目。相手に動きが全て分かってしまうし、Bさんが今後
 指示がないと動けなくなってしまうから。当初はある程度仕方ないが、黙っ
 ても動けるようにすること。

  1)二人とも前衛でのポジショニングが駄目。常に下がり気味。特に相手
   が構えてから動くのは、絶対にしてはならない。
  2)スイングの思いっきりが悪い。当てるだけになっている。
  3)サーブが悪い。原因はスイングが振り切れていないから。
  4)ボレーは力が入りすぎている。面をもっと上手く使うこと。

 (Cさん・Dさん)
  即席チームだから無理もないが、ダブルスの形をなしていない。各自の責
 任範囲も殆ど守られていないし、互いがでしゃばりすぎ。ダブルスは1+1
 ≦2であることが理想で、もっとペアを信頼しなければ駄目。

  1)ともかく前衛が下がりすぎている。ラリー一本ごとに下がっているの
   で、足元を狙われそのためのミスがいくつあったか?
  2)前衛がラリーの一球毎に後ろを向いている。
  3)緊張したのか、腕が縮んでボールに当てるだけになっている。

 (Eさん・Fさん)
  自分がスロースターターと自覚しているなら、事前にそれだけの準備はし
 ておくべき。冷えた身体で怪我もあるので充分に注意をすること。スマッシ
 ュはボールを落しすぎ。

  打点が低くなると思ったら「一度落してグランドスマッシュ」するか「更
 に腰を落してスマッシュ」するか「ハイボレー」に変えるか一瞬の内に決め
 なければならない。ネット際でネットより高いボールはチャンスボールで、
 その時のエラーは最悪である。

  ポイントでのつまらないミスは、後悔として後を引く恐れがある。相手の
 ストレートへのボールが少ないのは、相手への攻撃パターンが狭まるのでマ
 イナス。最初にやっておくと相手は恐くてサイドを空けられないため、クロ
 スへのラリーがポーチの心配なく行える。

 シングルス(Aさん)
  試合運びが単調。これはストロークで打球点が低いため、相手に時間的な
 余裕を与え、完全に左右に振れないから。予測がかなり遅れているのは、ボ
 ールを追いかけているからで、これが前後左右のボールに対してスタートを
 遅くしている。

  スイングは強くなくっても、タイミングが合うだけで(ブロック)ストレ
 ートにノータッチエースがとれる。相手のスピードを利用する考えが欲しい。

    (Dさん)
  基本的にスタートが遅い。Aさん同様、自分の打球のイン・アウトを見極
 めて次ぎの行動を考えている。そのせいかショートボールには極端に弱い。
 それを察知した相手が途中からそれを狙っていたのが分かったかどうか?

  よかったのはネットについたとき、すぐ下がるのではなくボレーに挑戦し
 ていたとき。サーブ・レシーブで、集中力を高めるためか相手に背中を向け
 る行為があるが、度が過ぎると相手に失礼だし、ルール違反(試合遅延行為)
 にもなりかねないから注意すること。

 全般について一言:
  1)ともかく試合の進行が遅い。だから試合に緊張感や迫力がない。審判
   はもっと迅速に行動するように督促すべき、正規の試合であれば何等か
   の遅延行為と見られるケースも多々あった。
  2)試合終了後の選手同士のアドバイス交換も試合の遅延に繋がっている。
   次ぎのプレーがあるときは即刻止めさせるべき。
  3)試合に参加している人達だけで試合は成立しているわけではない。い
   ろいろな人達がアシストしているのだから、その人達に対する思いやり
   は必要。若いあなた達がダラダラしている試合は見苦しい。もっとテキ
   パキして欲しい。
<シニア・コーナー>
  ウインブルドンを見て、やはり気づくのはバックハンドの使い分けでしょ
 うか。これはダブルハンドに限界を感じるというより、シングルハンドの効
 率よい技術と、ダブルハンドのパワーとをミックスさせることで試合を有利
 に進めたいと願う結果でしょう。基本的にクロスへのストロークはスライス
 系でシングルハンド、ショートクロスへの決め球はダブルハンドでしょうか?

  前から今のトップスピンに対抗するには、より以上のスピンか、フラット
 系、着実な効果はスライス系(カットボール)だと言ってきました。これは
 回転の理論上からも分ることです。しかし、すべてのテニスマンが採用して
 いるトップスピンには抗しきれず、より以上のスピン系の選手に苦杯を喫し
 ているのが現状と思われます。

  シニアの方がトップスピン系に強いのは、より以上のスピンを相手のコー
 トへ入れるからではなく、カットボールで対抗しているからだと推察します。
 若い連中に瞬発力では若干ひけを取るシニアの方が、相手を凌駕するには効
 率的な戦術が必要となります。

  トップスピンのボールは激しい順回転で飛んできます。そのボールにカッ
 トで対処するとボールは上向きの逆回転になります。次にこのボールをトッ
 プスピンの方が打つと、順回転で下向きのボールになるのです。ネットが多
 くなるのはそのような原因からです。

  そのためにカットされたボールは、少し上向きに回転を掛けないとネット
 を越えないようになります。この上向きに操作をしたボールはトップスピン
 の本来の威力を失ってしまいます。ボールに対する回転の掛け方は研究の要
 ありと思います。
<閑話休題>
  審判の問題について、競技に審判は不可欠ですが、その認識が極めて低い
 ように思われます。「アウト」「イン」だけを見てくれば良いと言うことで
 は審判員が育つわけがないのです。

  審判を区分してみました。
  1、選手とは別行動で判定する場合
    テニス・野球・卓球・体操・バレー・バドミントン
  2、選手とは同じ行動で判定する場合
    サッカー・ラグビー・バスケット・ボクシング
  3、計測器を利用して判定する場合
    マラソン・陸上・水泳・スキー

  審判員は選手の優劣を決めるのではなく、反則行為等の試合をフェアプレ
 ーで終始するために、その判定を第三者である審判員に委託するものであり、
 それだけにいずれか(選手)に近寄ってはならないのです。

  そのための第一要件はルールの遵守性で、これをモットーとするなら誤審
 は有り得ないのです。第二要件はルールの正確性で、守るべきルールをより
 正確に知悉しなければならないのです。最後に審判員に無くてはならない実
 行性でしょうか?

  人間だからミスはある、と言うのは第三者を含む審判サイドが言うべきこ
 とではないと思います。これを前提にして判定を下されたのでは選手はたま
 りません。
<JUST A WORD>
 相手に「取る気になれば取れるのに」と絶対に思わせてはいけない。
◇◆<お知らせ>◇◆       
                               
   <まぐまぐ>
   http://www.mag2.com/m/0000076260.htm
   <メルマ>
   http://www.melma.com/cat/00000316/
   <ブログ>
   http://blog.goo.ne.jp/loveall_2010
                                 
  ◎ 発行者 : 遠藤 侖允 (えんどう みちまさ)     
  ◎ メール : yaendou@po4.oninet.ne.jp

ジャンル:
ウェブログ
キーワード
トップスピン カットボール ウインブルドン ネーション
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