テニスのメモ帖

テニス好きが嵩じて、いままでのコーチ経験から書き綴ったものです。少しでも役立てばと願っております。

第316号

2012-01-20 08:45:37 | 日記
◇◆テニスのメモ帖◆◇ 第316号 平成24年1月20日

  全豪テニスが始まりました。その途端に伊達と森田が敗戦です。試合に勝敗は
 付き物ですから結果は致し方ないのですが、終了後の二人のコメントは正直頂け
 なかった感じです。

  プライドは大事ですが、現状把握が十分でないようでした。伊達の特徴はライジング
 を上手くヒットすることです。これで相手がタイミングを狂わせるのです。今回の相手は
 それを熟知して戦ったようです。

  それでも、全盛期の伊達ならそれすら相手にはしなかったでしょう。相手の作戦に
 乗ってしまった現実をどのように受け止めるかです。伊達の今後は益々厳しいものに
 なると思われます。

  相変わらずですが、日本のマスコミはどうしてセンセーショナルな表現に飛びつくの
 でしょうか。伊達は41歳初勝利に躍起となっていません。伊達のテニスに41歳がど
 う影響するのでしょうね。

  一方の森田は、本当に悔しい思いをしたと思われます。しかし、それを出さないで
 のコメントだから余計に悔しさが憶測されますが、逆転負けは森田にとって表現しよ
 うもない悔しさでしょうね。

  試合の結果として「・・・がなければ」のコメント程悔しさの表現はないでしょうが、
 それほど自省の必要性を感じさせるものはないです。これが付きまとううちはメンタル
 面での成長はないと思われます。
 
  あるテニス部の練習に参加した際、3〜4人の女性が盛んに素振りをしていました。
 元気一杯でしたし、感心して見ていましたが、気が付くと頭がスイングに伴って前後
 しているのです。早速どのような目的で素振りをしているか尋ねると、先輩に言われ
 ているからとの答えでした。

  これには正直驚きました。そのような練習がレベルアップにプラスになるとは思わ
 れません。どのように言われているのかと聞いても要領を得ません。そこでスイング
 するには何かに対して行うものでありそれであれば目線は固定しなければならない
 と説明したものです。

  早速、素振りの大切さから指導を始めました。一番に変わったのは、スイングの
 スピードが変わりました。力強さが出て来たのです。これは当然なのですが、彼女
 たちからすれば「エッ」と言う感じだったようです。このような練習の意味合いも初め
 て聞くものだったようです。

  指導方法については、指導者のタイプやスポーツのスタイルで違うのかも知れま
 せんが、「怒鳴ったり」「手を出す」は一度もないです。自分がそうされたら嫌だろう
 なと思うからです。それよりも理解されようとします。これは一概には言えないので
 しょう。

  プレースタイルとして、テニスは最大でダブルスの二人です。チーム制での戦い
 ではもっと増えますが、野球やラグビーサッカーのような集団行動はないです。即
 ち、グループ意識がどうしても希薄になります。指導するサイドでもそれを考えなく
 てはなりません。
C、練習編:ー
Cー1、練習の心得

 1)基本方針
   ・練習内容:基礎と得意技の徹底。

   ・意識改革:協調と挑戦。

 2)行動指針
   ・C
oncentration  (集中力)の継続
   ・C
ondition    (体調)の維持
   ・C
onfidence    (自信)の確立
   ・C
ontrol      感情を(調節)する
 3)課  題
   ・目標を持つこと。

     ー基本的にレベルアップを目的とするものである。
     ー何を習得するのかという課題を持つこと。
     ー決められた練習の中でも自分の目標を持つことは可能である。
     ー誰にも頼れないことを自覚しなければならない。
     ー欠点を修正するより長所を伸ばすこと。
   ・問題意識を持つこと。

     ー練習は強くなるため、試合に勝つためと自覚すること。

     ー試合を想定した練習をすること。
     ー変化への対応の必要性を知ること。
   ・練習を自分のものにすること。
     ー何故この練習をするのか充分認識すること。
     ー細かいことに囚われないで自分の特長を伸ばすこと。
     ー試合形式の練習では、いかにエラーを少なくするか考える。
 4)原  則 
   ・全面性の原則。 

     ー体力を片寄りのないように発達させること。
     ーハイ・パワーの持続性を高めるものを中心にすべき。
   ・意識性の原則。 
     ー選手自身がその目的をよく理解していなければならない。

 
  ー選手にトレーニングの目的を説明し納得させなければ意味が
      ない。
常に目的意識を持って取り組むべきである。
   ・漸進性の原則。 
     ー内容をステップアップさせていくこと。
     ー簡単なものから難しいものへ、弱いものから強いものへと、
      少し
ずつレベルアツプしていくこと。
   ・反復性の原則。 
     ー繰り返して行うこと。
     ー適当な時間間隔で繰り返し反復する運動刺激が効果をもた
      らす。
適切な休息を忘れてはならない。
   ・個別性の原則。 
     ー個人の能力に応じて行う。
    ートレーニングは、ひとりひとりの能力に応じて行っていかな
      けれ
ばならない。発達に個人差があるので注意が必要。また
      団体戦と
いえども、試合をするのは個人であることを忘れて
      はいけない。

  
   ひとりひとりの特徴を、充分に伸ばすことが出来るトレーニングを
  目指さなくてはならない。

Cー2、練習の注意点

 1)「力み」消去を日頃から心掛けること。    
   ・ボールだけに集中することが無意識状態をつくる。
    (視線をボールに集中させることで、余計なことを考えない
    「無意識状態」となり、いらない
「力み」がなくなる)
   ・下半身に重心の存在をイメージすること。
    (上半身のどこにも力を入れていないのに、勢いのある打球が飛ん
     でいく実感)

   ・タイミングが合ったときの緊張感を感じとること。
    (自分に最適のタイミングを、しっかり身体に覚え込ませる必要
     がある)

 2)メンタル・タフネス・トレーニングを日頃から試すこと。
   ・ボールを打つ前から、力みをなくするためにやらなければならない
    ことがある。

    (人間と言うものは、「止まっている状態」にあるとき、脳の中に
     余計な情報が入りやすい。

     テニスではポイントとポイントの間がこれに当たる)
   ・深呼吸とともに嫌なイメージを吐き出してしまう方法。
    (溜息は「嫌な感情を呼吸と一緒に外に排出してしまう」という
     無意識の行動)

   ・どこか一カ所を見つめて心のバランスを回復する方法。
    (視線をどこかに集中させ、「邪念」が生じるのを未然にストップ
     させてしまう。ストリング
スを見つめ、心のバランスを正常な状
     態に回復させる)

   ・決まった動作で不安な気持ちから安心感へ持っていく方法。
    (大きな敵は、心の中の不安感。これが身体や心に「力み」を生じ
     させる。決まった動作を繰
り返すことで、精神的な不安定から脱
     却できる)

 3)「勝負」についての考え方を纏めること。
   ・スポーツは、一定のルールに基づいて勝ち負けを争う身体運動。
    (スポーツに参加する目的はただ一つ、勝つことにあることを決し
     て忘れない)

   ・勝敗を決めていくスポーツでは、ふるい落とされる敗者の数が圧倒
    的に多い。        

    (そこで、スポーツの参加の意義を他に求めようとする傾向にある。
    その代表が「参加するこ
とに意義がある」という表現。確かに参加
    することにより、協調精神が生まれフェアな考え
方も身に付くし、
    努力の大切さも知る。勝たずとも得るものは大きい。しかし、それ
    はある
ルールの下で勝とうと努力したからこそ生じる結果であって、
    目的ではない)

   ・勝敗を争うスポーツに参加するものは、どんな相手に対しても勝と
    うという気持
ちを抱くことが前提となる。
    (最初から勝つことを諦めたり、勝とうとしないものは参加する資
    格がない)

Cー3、練習の心掛  (明日に繋げる練習)

 1)ゲームの基本 「確率の高いボールで繋いでいこう」
   ・相手より一球でも多くボールを繋げばポイントになる。
   ・きわどいところを狙うのは上級者のやること。まず確実に返球しよう。
 2)練習とゲームを近づける 「自分のショットを打てるようになろう」
    ・自分のショットが完成していないのに、ポイントや結果ばかりを気
    にしている。

   ・自分の得意なショットをしっかりと振り抜く。
 3)基礎づくり 「厚い当たりを心掛け、ボールから目を離すな」
   ・打った後すぐボールの行方を目で追うため躯の軸が崩れる。
   ・インパクト後も視線を打点に残すよう意識すると軸がしっかりする。
 4)サーブ 「スイングを止めずにゆっくり振り切れ」
   ・スピードがなくとも深く入りさえすれば簡単には決められない。
   ・手首から力を抜いてスイングする癖を意識すること。
 5)レシーブ 「インパクトを大切にし、ボールを押し切れ」
   ・サーブと並んで大事なショット。これが入らなければラリーは始
    まらない。

   ・普通のストロークと同じに打てば、ボールの勢いでラケット面が
    狂ってしまう。

 6)フットワーク 「打ったら戻るを徹底しよう」
   ・相手ボールがライン内に入ったら、どんなボールでも走って打たね
    ばならない。

   ・相手ボールが返球される可能性のある範囲の、常に真ん中にいるこ
    とが正解。

 7)ストローク 「常にクロスに打てが鉄則」
   ・基本は自然なフォームで安全に打てるクロス打ち
   ・ネットが低いし距離も長い、しっかりしたフォームで
 8)フォロースルー 「ラケットをしっかり振る」
   ・ラケットは止めずにしっかり振り抜くこと。バカ打ちをすることで
    はない。

   ・スイングはゆっくりでいい、上腕に力を込めずインパクトで負けな
    いこと。

 9)フォアハンド 「リストは使わないくらいの気持ちで自然に返せ」
   ・早すぎるリストの返しよりは、固定したまま打つ方がボールは生き
    てくる。

   ・リストを使うとインパクトでラケット面がぶれやすい。手首をこね
    ては駄目。

10)フォアハンド 「厚い当たりを心掛けてゆっくり振れ」
   ・スイートスポットを外し、ボールが垂直面で当たらないと威力は落
    ちる。

   ・ボールをしっかり見つめることが必要。
11)バックハンド 「早いテークバックが全てを決める」
   ・テークバックで肩を入れることが出来たら何の問題もない。
   ・フォアへの回り込みを考えるから、バックで打つ最終決断が遅れて
    しまう。

12)フォアボレー 「リストから突き出し、やわらかくブロック」
   ・リストを使って打つためのミスが多い。手首を手の甲側に曲げて突
    き出す。

   ・テークバックでラケットを立てておき、打つときリストから突き出
    すこと。

13)バックボレー 「肩を入れ前で打とう」
   ・ラケットを振る(リストを返す)か、ボールを当てるだけのミスが
    多い。

   ・バックにボールが来たと判断した瞬間しっかりと肩を入れる。
14)ロブ 「ラケットをしっかり高く押し上げろ」
   ・慌てて振らずゆっくりと思いっきり高くボールを押し切ること。
   ・打つという意識が強すぎると、ボールは前にゆく力が強くなりアウト
    が増える。

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