春。
ボスに呼ばれ、「あなた、宅建とってみない?」と 突然声をかけられた。
私は理系女で、文系業種(宅建は文系と、当時の私は思っていた)に全く興味がない。
このクリニックに入社して産休中に「メンタルケア心理士」の資格をとったときも、「向いてないな」と思ったくらいだ。
そもそも今年は「HTMLコーダー」の勉強をするつもりで(このブログにも去年そう書いたはず)、ただ、PTA役員(広報委員長)を引き受けてしまったため様子見のため勉強を始めていなかっただけ…。
まぁ、でも。職場で不動産部を立ち上げる予定と聞いたので、面白そうだと思い始めてみた。
まず、ネットで一番安い通信教育講座を注文。GWの沖縄旅行は、単語カード持参でいった。
5月中旬~6月は、通信講座のDVDで朝の化粧の時間に勉強。リスニング学習。大好きなドラマも断って。
しかし、7月になってテキストを読み返しても言葉の意味が全く分からなかった。
甘かった。。。 正直、なめてた。。。
自分自身が2度マンション購入を経験し、自らで固定資産税の住宅ローン減税を申請した経験があるので少しは知識があると思っていたが全く歯が立たない。「瑕疵担保」って…、「瑕疵」ってなによ?…万事、こんな感じ。
ちょうどそのころ、ボスの熱が冷めて(?)「宅建、もういいや」と言われてしまった。
しかし、始めてしまったものは止まらない。『やるからには一生懸命』が、私のモットー。
もともと貧乏性だから、「安い」と言っても数万円の教材費、使ってやらなきゃもったいない。
朝8時出勤で保育園へ寄って18時に帰宅。夕飯つくって食べさせてお風呂入って・・・、勉強時間は家族が寝てから。
玄関の電灯で2時間勉強する・・・、それがフルタイム兼業主婦には精一杯の時間捻出だった。
8月の夏休み。 ダンナと休みが重ならない=家族のお出掛けができない のを良いことに
あーちゃんそっちのけで問題集を広げる私。これは、年頃の娘を孤独にしてしまったのではないかと今は反省している。
9月に入り、過去問演習を始めると これまた愕然とする。
H27年度、つまり去年から 問題の難易度が格段に上がっている。何を聞いているのか解らない。
知らない言葉=捨て問 かと思ったら、捨て問だらけになってしまった。
ネット情報ではH27年度から「宅建取引士」と「士」になったことで、難しくなったようだ。
やばい。。。 間に合わない。。。
もう、残された時間は過去問を解きまくるしかない。
通信教育のテキストはあっさりやめ、アプリを入れてみた。←これ
こいつは優秀。毎日どれくらい問題解いたか解るし、何よりスピード力が付く。
本試験は4択問題が50問・・・、つまり200題の問題文を〇×で答えなければならなので速度は重要。
3週間ほどで3500題ちょい解いております。わたし、これで相当「目」が悪くなったと思う。
本試験1週間前に風邪を持ち帰る ダンナや、日曜のたびにヒマそうにしている子どもらにイライラしながら、なんとかココまで辿り着きました。
本試験は試験時間2時間。
長いかな?と思っていたけど、あっという間でした。。。過去問やりまくったおかげで要領掴んでた。
そして何より・・・。
H27年度を初めて解いた時より、断然、「知らない」や「見たことない」問題が少ない!
・・・ 私は、今年の問題、難しくなかったと思う。
解いているうちに興奮して熱くなってきましたが(試験終了時に頭に血が上り過ぎてクラクラしましたが)、終わった後の達成感が半端ない!!
ハイな気持ちで帰ってきました。 正直、楽しかったです。 なんだか幸せな気分。