テニスのメモ帖 <福田雅之助先生への恩返しです>

大卒後、女子校テニス部創設に関わりテニス歴60年です。
コーチングの大切さと福田先生の優しさを少しでもと・・。

第441号

2017-03-15 19:19:29 | 日記
テニスのメモ帖◇◆    第441号       平成29年3月15日
<錦織のニュースについて>

試合のないせいでもあるのでしょうか、はたまたテニスがメジャーではないせい
でしょうか錦織のニュースが全く届いていません。もし、この結果がデビスカップ
離脱やラケット破損に繋がっているなら冷静な判断かなと感心しています。

それにしても、世界ランク5位のアスリートが取るべき態度ではなかったと残念
でなりません。メンタル面の欠如が、あの瞬間に爆発し行動したのでしょうね。あ
のときのブーイングをどの用に聞いたのでしょう。猛省が必要と思われます。

これ以上鞭打つのは彼に気の毒と思われる方もいるでしょう。しかし、錦織には
 今以上にレベルを上げて欲しいからアスリートとして、究極を求めて精進して欲し
いです。それが本当の意味で頂上を迎えるんじゃないでしょうか?

先輩諸氏の寡黙なプレースタイルは、試合の進行に合わせたメンタル面の克服が
主体ではなかったでしょうか?感情を、その赴くままに表現するのは誰でも出来る
ことです。それを簡単に表現しないのが真のアスリートなのです。

錦織には挽回のチャンスがあります。これからの闘いは厳しいものがあるはずで
す。究極の目的として勝てば良いものではないんです。どのようなシーンになって
も、あのときのようにラケットを振り上げてはなりません。

<アスリートにおける「集中力」とは・・・個人的なメモから>

癖になっているのか、雑誌や新聞でアスリートのメンタル面の記事は自分なりに
メモ整理をしています。同じ記事を読んでいる方もいらっしゃるでしょうが、多く
の方に、再認識して頂こうと自分勝手な判断で利用しています。

才能は有限! 努力は無限!の言葉は、アスリートにとって大きな壁になって立
 ちはだかっています。これは才能の限界を現すものではなく、努力をすれば報いら
れるものがあることを示唆しているのです。

意識と動作を常に一致させる。一流のアスリートを見ていると、彼らはひとつひ
 とつのプレーを、それぞれ完結したゲームとして満喫し楽しんでいます。試合はそ
の積み重ねにすぎないことをよく承知しています。

不完全な動作は、不完全な集中から生まれるのです。試合中すでに終わったプレ
 ーや、その先のプレーに意識をめぐらすのは完璧なプレーの妨げになるのです。現
在のプレーに集中すること、それがすべてなのです。

集中、つまり意識と動作が一致していると、落ち着きがひとつひとつのプレーに
 集中できると気持ちはとても落ち着いてきます。また一流選手でも、すでに過ぎて
しまったミスにこだわり続けていると不安が生じ、不安は広がるのです。

その時々のプレーに集中していれば、不安は感じないものです。自然なプレーで
 ゲームに集中していれば、無意識にごく自然なプレーができるのです。自然にでき
てしまった好プレーを、あとから特別に分析しない理由はここにあるのです。

集中力は一種の技術であり、トレーニングを通じて向上させることができるので
す。 実際の試合中、うまく集中できてプレーが安定しているときは、あえて集中し
ようと考える必要はないのです。

しかし、集中力が落ち始めた時、次の要領で集中力の回復をはかると効果的です。
「試合中に集中力を高める方法として」それがポジティブかネガティブかを確かめ、
できるだけポジティブなエネルギーを呼び起こすように努めます。

次いで、あらゆる手段(呼吸法)を使って気持ちを落ち着かせ、終わったプレー
や先のプレーについて考えることをやめ、意識を現在のプレーに集中します。更に
意識の集中に持っていくと、 自然に無意識の集中へと入っていけるのです。

試合中は目の動きをできるだけコントロールしましょう。視線を安定させると、
無意識の精神集中が楽にできます。集中力のトレーニングは、練習場でなくとも、
いつ、どんな場所ででもできるのです。

こうして「集中力」は何も天才だけに備わっているもの、特定の選ばれた人のみ
に与えられたものではなく、人間なら誰にでも備わっている一般的な力なのではな
いか、そして、集中力は初めから誰もが持っている能力と考えるのです。

スポーツの世界では、集中力を高める方法として「ルーティン」法があります。
 練習や試合でルーティンを取り入れると、モチベーションやメンタルの強化につな
がります。更に、その効果はスランプや、焦りを感じた時に良い影響を与えます。

ルーティンとは、望ましい動作をするために行う習慣や行動のことです。スポー
ツでは、試合でパフォーマンスを行う前に取り入れられることが多いです。例えば、
「早起き」をして練習するという目標を持ったとします。

ここで、朝起きたら洗面所に行き、冷たい水で顔を洗う行動をすると決めます。
 目標は「早く起きて練習する」から「朝起きたら顔を洗う」という行動に変わりま
す。顔を洗った後に眠ければ、またベッドに戻ってもいいのです。

ところが、実際にその行動から意外に目覚めて、気分もスッキリします。行動自
体が簡単でも、その結果として目覚めて、「朝の練習に行こう」になれば、このよう
に、苦手克服にルーティンがモチベーションアップの維持につながるのです。

スポーツで置き換えると試合前にある決まった動作を行います。すると、その動
きをすることで集中力が上がっていきます。松井秀喜選手は、バッターボックスで
は必ず右足から入ると決めています。

野球の世界でピッチャーが決め球を投げるときに、握ったボールを見つめる動作
を入れたり、キャッチャーが試合中にホームベースに手を当てる動作をします。一
流選手であるほどルーティンを行い、試合中でのプレーの気持ちを高めています。

試合中に1つミスをすると、あわててしまい、その後もミスを連発してしまうこ
とがあります。これは、個人スポーツに限った話ではありません。チームで誰かが
ミスすると、他の選手がミスしてしまい、失敗が続くことがあります。

人間の脳には、最近見たことをコピーする癖があります。そのため、ミスが連発
 してしまうのです。1つのミスは独立したものですが、ミスに対して何もせずにい
ると、脳の中でミスの意識が広がり、同じ失敗を繰り返してしまうものです。

試合中に自分の失敗を振り返り、「脳内反省会」をする人もいます。このように失
 敗が失敗を呼ぶと、本人は焦りパニック状態になります。再びミスをするのではな
いかと恐れを抱き、さらに試合中の動きが悪くなってしまいます。

そのときにルーティンを一つ入れると不安感を解消できます。失敗した後にいつ
も行っている動作を一つ入れると、脳の中の情報が整理されて気持ちをリセットす
ることができます。すると、ミスの連発を防ぐことができます。

そこで、一時的なスランプを脱出する方法はルーティンを変えないことです。そ
 して、行動はそのままに、今の自分の動きを客観的に見ることです。人に相談した
 り動画を見たりして、原因を探します。

集中力を高める以外に、ルーティンは「不安感を取り除く」「スランプ脱出の原因
を探しやすくなる」といった効果があります。練習や試合にルーティンを取り入れ
ることで、運動パフォーマンスを向上させることができます。

   ◎ 発行者 : 遠藤 侖允 (えんどう みちまさ)     
  ◎ メール : yaendou@po4.oninet.ne.jp

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