びたーすいーとちょこれいと。

ほろ苦くも激甘も、自由自在な人生。病弱大卒フリーター、17歳差の夫と幼い娘にかこまれて、強くなっています。

寂しくはない

2017-05-11 23:26:44 | 日常
るるさんは成長し、保育園では進級した。


キリンを観る、るるさん。

ひとりで着替えをしてみようと頑張ったり、自分なりに歯をみがいてみたり。言葉はまだまだ話せないけれど、ゆっくりゆっくり。

その可愛らしい小さな姿を、夫より後ろで、友達より前でみていてくれる人。



過去も痛みも、きっと。
娘を間に、手を繋ぐ。

「おじょうちゃんのお名前は?あら、今時には珍しいお名前ね。」
「かわいいわぁ。いいねえ、パパとママとお出掛けだね。」
「あらご挨拶もできるの、おりこうね。」
「大きなおめめねぇ、ママに似てらっしゃる。」

賢そうな飼い犬をるるさんに触らせてくれたご婦人方が、わたしたちを見て穏やかに言葉をさらさらと流し、微笑んだ。

「そろそろ行こうか。」彼は静かに娘の頭を撫でて、ご婦人方に礼を言った。
穏やかな、穏やかな顔で。

親子ではない、その言葉は彼からは出てこなかった。
違うのだけれど。

夫より後ろで、
友達より、前で。

そこにあるそれは、そうか、そう見えるのか。
一瞬、犬を撫でる娘の顔が、娘とは違う子どもに映った。

あのこは、るるのそばにいる。




わたしに確かな愛をくれた世界は優しい。
いつでも、わたしの目の前に在る。

愛や情を語るより先に、
そこにある。


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