つれづれなるままに・・

日々感じたことを武蔵野の地から発信したいとおもいます

親愛なる子供たちへ

2013-12-09 18:48:33 | Weblog
年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうか そのままの私のことを理解してほしい

私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに いろんなことを教えたように 見守ってほしい

あなたと話すとき 同じ話を 何度も 何度も 繰り返しても
その結末を どうか 遮らないで 頷いてほしい

あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本の 暖かな結末は
いつも同じでも 私の心を平和にしてくれた

悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える 私の心へと
励ましのまなざしを向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がる時には 思い出してほしい

あなたを追い回し 何度も着替えさせたり
さまざまな理由をつけて嫌がるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の
準備をしている私に 祝福の祈りを捧げてほしい

いづれ歯も弱り 飲み込むことさえ出来なくなるかもしれない
足も衰えて 立ち上がることさえできなくなったら

あなたが弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうか あなたの手を握らせてほしい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないでほしい
あなたを抱きしめる力がないのを 知るのは辛い事だけど

私を理解して 支えてくれることだけを持ってほしい
きっと それだけで それだけで 私は勇気が湧いてくるのです

あなたの人生の始まりに 私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添ってほしい

あなたが生まれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って 笑顔で答えたい

私の子供たちへ

愛する子供たちへ

(詩・樋口 了一)



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