**-//-** happy **-//-**

貴方を想う度、読みたくなる物語。

打上げ花火

2017-08-05 19:25:43 | 情愛
彼が彼女にしてあげられる事、彼女の心に耳を作る事だった。

誰にも言わない、本当の心がある。

彼にもあった。

「信じて。一度でいいから。」

「何を?」

「花火が上がるってこと。あと5分で。」

「嘘。」

彼は一言。

「嘘だって、今、信じてくれた。ありがとう。」

彼女も一言。

「それ、違う。」

彼は笑った。

「見抜く事が良かった。」

彼女も、僅かだけれど、瞳が緩んだ。

誰にでも言える、嘘があった。


end.
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