『ありがち日記』

5月文楽鑑賞教室('16)

千穐楽に伺うことが出来まして。
チケットぎりぎりゲットできたのですが2等席…
まあでも、この後、旅行スケジュールを組んでいたので経費節約できて良かったかな。

まずは、鑑賞教室(Bプロ)から。
解説 文楽の魅力(希大夫、龍爾、玉誉)
曽根崎心中(そねざきしんじゅう)から生玉社前の段、天満屋の段、天神森の段

久しぶりの鑑賞教室。
希大夫さんが淡々と解説されていて、龍爾さんは相変わらずキムタクと猪木のものまねw
そろそろ別の方のレパートリーも増やして欲しいわww好きだけど!
そして、床で解説しているので、なぜかな?と思っていたら、
舞台真中にスクリーンが設置されていて、人形解説はこのスクリーンにアップで映るように。
これとても良いアイディアだし、なぜ今までなかったのかと…
人形はアップで見ないと分からない首の動きもあるしねぇ。

からの曽根崎。
最近は、「ちかえもん」で近松と、曽根崎心中も取り上げられたことだし、
人は多かったのかな?もともと有名な世話物だからなぁ、どうなんだろう?
悲劇はやっぱり見ていてつらいけど、どこか儚く美しくて、
江戸時代にこれを観て心中する人たちが増えて幕府が上演を禁じた、という話もわかるな。
2年ほど前の地方公演に続いて2回目の鑑賞ともなると、ストーリーもすんなり。
最近、相次いで年配の皆さまが引退されていて、
若手(つーても、そこそこいい年齢だけど^^;)の皆さん中心な舞台は、
どこか新鮮な気もしますね。こういう組み合わせ来るか!的な。
いろいろ試行錯誤してるんでしょうねぇ。

さて、鑑賞教室は13時半頃まで。
14時からは本公演。
というわけで、いつもの通り、盛岡で買っていた福田パンを昼食としてむしゃむしゃ。
今回は九州地方の地震への募金活動が行われていましたよ!
本公演で加藤正清(加藤清正のこと)が出てくるので、その人形とともに。
熊本と縁のある人形と、技芸員さん自らの呼びかけで、賑わっておりました。
東日本大震災の時もそうやって募金をしてくださっていたことは知っているので、
他人事としては思えないですし、ありがたいことだと思います。

さて、公演の演目は、
絵本太功記(えほんたいこうき)から、本能寺の段、妙心寺の段、夕顔棚の段、
そして尼ヶ崎の段と、途中20分ほどの休憩を挟んで17時半まで。

時代物の有名な作品だし、武智光秀(明智光秀のこと)が主君を討って
苦悩する姿と、周りの人たちの悲劇も描かれてて、割と好きな人が多そう。
戦国時代のものは、江戸時代の人にとっても取り上げやすいテーマなのかな。
今のNHK大河ドラマだって戦国だし、人気あるものね戦国武将。

ストーリー的にはまあ、組み合わせ上、飛ばしているシーンもあって
あらすじを押さえていないと訳が分からないことになってしまうのが素人の辛いところ。
しかも、登場人物もやたら多くて。
初見でしたが、なんとかついて行けたかな?って感じ。
(途中、意識が飛んでたところもあるからな~~^^;)
尼ヶ崎の段は、盛り上がり部分で体に力が入りすぎちゃいました。
動きがダイナミックで時代物は好きです。男くさい感じが。←

文字久大夫と藤蔵さんの組み合わせ、私見たのは初めてかもですけど、
コンビ(?)って、どうやって決まってるんでしょうね?
全体的に今までと違うぞ…!っていう何か空気みたいなものを感じる舞台でした。
そりゃそうですわよね。
新しい時代に突入していく気配というか、予感がしていました。

それは、この日の夜に外国人向けの鑑賞教室が開かれていたことにも表れているかな。
日本人にさえ難しいというのに、海外の人向けにあえてそれをやる必要が?
って思わなくもないんだけど、そういう試みは評価して良いんだろう素直に。
ここから何か生まれるかもしれないしね。
高尚な趣味と言われなくなる日まで、私も地味に普及啓発していきますわよw

この日は、17時半まで公演を観たあと、大荷物を預けた東京駅に戻り
(なんと、この日はまだぎりぎりコインロッカー使えたのよ!!)
そこから高崎まで移動しました^^

そう、群馬!ついに、温め続けた旅行計画を実行に!!
旅の記録は、また次回に… 


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