1月にやって来たAug.Rich.Hammigのピッコロですが
オーバーホウルも終わり春頃からぼちぼち使っています。
ケースはオールド・フレンチのケースのように鍵が付いています。
萌えます(笑)
一度本番直前に鍵がなかなか開けられなくて非常にアセりましたが(苦笑&汗汗汗!)
木はおそらくグレナグィラでしょう。
キイはおそらく洋白でしたが、保護の為に銀メッキをかけました。
刻印です。
☆
AUG.RICH.HAMMIG
MARKNEUKIRCHEN
☆
と入っています。
初代アウグスト・リヒャルト・ハンミッヒ。
1950年以前に作られた楽器と思われます。
学生時代には初代より後のアウグストを所有していましたが
あの音程の悪かった楽器とは大違いの素晴らしい音程です。
どうして昔のままに作り続けないでダメにしてしまうのでしょうね???
歌口はウェーブ・スタイル。
小さな歌口です。
pを吹くにはとっても楽な歌口です。
「波」の盛り上がり方はこんな感じです。
現代のドイツ製の楽器にはほとんどと言っていいほどEメカニズムが最初から付いていますが
この楽器には幸いなことに付いておらず、そこが気に入って手に入れることにしたものです。
おかげで第3オクターブのG-Aトリルが可能です。
やはりEメカなんざぁ要りませんね。
A-Hのトリルも文句言われない程度の音程で吹けそうです。
ただ一つだけ困った点が・・・・。
高音域のHが普通のフィンガリングでは出せず
左側のトリルキイで辛うじて「出ることもある」という状態なので
Hがバンバン出て来るような曲では使えません(涙)
仕事で「一発芸」はイケマセン。
ところがこの本体にパウエルの頭部管を差し込むと
径が合わない為にちょうどいいピッチのところまでは入らないので
ピッチは低いままでしか試せないのですが
Hが簡単に出せてしまうのです。
どうやら本体のトリルキイの位置の設計ミスではないようで
頭部管との「相性」の問題のように思えます。
考えました。
この本体の音程の良さを活かしてHを出せる頭部管が出来れば
仕事もこれ1本で済むだろう・・・・と。
頭の中のイメージでは
「もっと大きめの歌口と抵抗の少ないカットならばHも出るに違いない」と。
そこである楽器製作家に頭部管を依頼しました。
まだ完成には至りませんが、昨日試作品を試したところ見事Hが出ます!
思った通り、イメージ通りです!
しかも私としてはパウエルより好みの音色です。
お願いしてからそのメーカーのところにずっと預けていましたが
12月の「第九」ではどうしてもこのピッコロを使いたいので
昨日一旦返してもらいましたが、また1月にお預けすることにしましたので
完成はそれ以降となりそうです。
実に楽しみであります。
1月までにパウエルに付けたFisレバーをこれにも付けようかとも考えましたが
この楽器にはそれを付けるだけのスペースがないので断念。
でもそれ以上に音程がいいのでFisレバーも不要なのでした(笑)
オーバーホウルも終わり春頃からぼちぼち使っています。
ケースはオールド・フレンチのケースのように鍵が付いています。
萌えます(笑)
一度本番直前に鍵がなかなか開けられなくて非常にアセりましたが(苦笑&汗汗汗!)
木はおそらくグレナグィラでしょう。
キイはおそらく洋白でしたが、保護の為に銀メッキをかけました。
刻印です。
☆
AUG.RICH.HAMMIG
MARKNEUKIRCHEN
☆
と入っています。
初代アウグスト・リヒャルト・ハンミッヒ。
1950年以前に作られた楽器と思われます。
学生時代には初代より後のアウグストを所有していましたが
あの音程の悪かった楽器とは大違いの素晴らしい音程です。
どうして昔のままに作り続けないでダメにしてしまうのでしょうね???
歌口はウェーブ・スタイル。
小さな歌口です。
pを吹くにはとっても楽な歌口です。
「波」の盛り上がり方はこんな感じです。
現代のドイツ製の楽器にはほとんどと言っていいほどEメカニズムが最初から付いていますが
この楽器には幸いなことに付いておらず、そこが気に入って手に入れることにしたものです。
おかげで第3オクターブのG-Aトリルが可能です。
やはりEメカなんざぁ要りませんね。
A-Hのトリルも文句言われない程度の音程で吹けそうです。
ただ一つだけ困った点が・・・・。
高音域のHが普通のフィンガリングでは出せず
左側のトリルキイで辛うじて「出ることもある」という状態なので
Hがバンバン出て来るような曲では使えません(涙)
仕事で「一発芸」はイケマセン。
ところがこの本体にパウエルの頭部管を差し込むと
径が合わない為にちょうどいいピッチのところまでは入らないので
ピッチは低いままでしか試せないのですが
Hが簡単に出せてしまうのです。
どうやら本体のトリルキイの位置の設計ミスではないようで
頭部管との「相性」の問題のように思えます。
考えました。
この本体の音程の良さを活かしてHを出せる頭部管が出来れば
仕事もこれ1本で済むだろう・・・・と。
頭の中のイメージでは
「もっと大きめの歌口と抵抗の少ないカットならばHも出るに違いない」と。
そこである楽器製作家に頭部管を依頼しました。
まだ完成には至りませんが、昨日試作品を試したところ見事Hが出ます!
思った通り、イメージ通りです!
しかも私としてはパウエルより好みの音色です。
お願いしてからそのメーカーのところにずっと預けていましたが
12月の「第九」ではどうしてもこのピッコロを使いたいので
昨日一旦返してもらいましたが、また1月にお預けすることにしましたので
完成はそれ以降となりそうです。
実に楽しみであります。
1月までにパウエルに付けたFisレバーをこれにも付けようかとも考えましたが
この楽器にはそれを付けるだけのスペースがないので断念。
でもそれ以上に音程がいいのでFisレバーも不要なのでした(笑)
さっそくのお言葉ありがとうございました
実はロット初代のみにあらず
なんとアウグスト・リヒァルト・ハンミヒ
も昔 友人(なんとG.K.先生のお弟子さん)
から借りて吹いたことがあるんです!
やっぱり本物の音色ですよね 違いますよね
でも やっぱり譲ってくれませんでした・・・
へインズの銀管があるからいいよーだ(涙)・・・
確か、やはり最高音のHは出なかったとおもいます
でもピッチも良かったですね
さて こちらこそ これからも
よろしくお願いいたします!
G.K.先生とは?
故・小泉GO先生でしょうか?
先生は頭部管が金属でリップ・プレートがベークライトのリヒャルトをお持ちだったと思います。
あれも初代のリヒャルトだったのかな?
初代のは1950年以降のとは大分違う印象でとってもいいですね。
私が学生時代に持っていたのとは雲泥の差です。
でもヘインズの銀管もいい音がするのでいいんじゃないですか?
ちなみに私はK崎M.先生に高校時代
浪人時代と大変お世話になりました
不肖の弟子でございます
さて 私が借りたアウグスト・リヒァルトの
ピッコロが初代のものだったかは定かでは
ありませんが
私の記憶が確かならば(笑)
刻印や全体の造りの感じ(頭部管はノーマルです)
初代だったのかなー と思います
なんせ音がすばらしかった!
いまでもあれ以上の木管ピッコロの音
なかなか出せる楽器は少ないと思ってます
でも お察しのとおり
銀管ピッコロも大好きです!
先日初代以降のアウグスト・リヒャルト・ハンミッヒのピッコロを見る機会がありましたが、
トリルのトーンホールの位置がまるで違いますね。
親指の方に寄り過ぎているので
C-Dのトリルはどちらのオクターブも右側でなんとか妥協して出すという感じのものです。
その代わり高音のHはなんとか出るんですけど・・・・。
初代アウグストのノーマルの頭部管を試してみたいですね~。
私が吹いたことのあるピッコロの中ではロット、ボンヌヴィルを除けば
ヘルムート・ハンミッヒの音が耳に残っております。
あの音で今持っているアウグストの本体の音程なら理想的なんですけど
なかなかそうは問屋が卸してくれませんね(苦笑)