稚内・北海道からの便り

Photo prose and journal,動物愛護推進,ホリスティックケア

プロの野良猫

2008-10-25 23:39:49 | Photo essay
お腹が空いたら近所をはしご。
何件か餌をくれる家が決まっている。
なつこくて愛され、存在だけでその人たちの癒しになっていた。

プロの野良猫は何度もお腹を大きくしていた。
「また大きくなっているねぇ」で終わる餌やりさん達。
産まれた子猫達が成長する、また繁殖する。
自分達だけの癒しだからそんな状況は見て見ないふり。
野良猫として順応していく猫もいれば小さい頃に息絶える猫、事故に遭う猫、
近所迷惑などで保健所に持ち込まれる猫もいる。
猫同士のケンカで病気も蔓延する。

その一方で、そうした無責任な繁殖で行き場のなくなった猫を救いたい人々もいる。
野良猫を救うのは容易ではないことも多々。
元々飼っている動物の安全も考慮しながら、保護した猫を病院にかける費用、避妊・去勢手術代も考えなくては。
金銭も時間も費やして初めて命を救える可能性がある。

野良猫時代は人間の欲を満たすためだけの癒しにさせられていた。
心を持って同じように生きているのに。







2008.10.26 Journalist-Net「今週の一枚」掲載
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