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もしドラ(追記)



電車の窓に貼ってあった広告。

「何に感動しましたか?」って確かに「もしドラ」は感動的な本でした。
どこがって言うとプロローグの部分

 「どうやったら野球部を甲子園に連れていけるか」と考える前に
 まず「野球部を甲子園に連れていく」と決めてしまった。

という一節。

現実の仕事ではぐだぐた検討している間に旬を逃してしまう
プロジェクトがいかに多いことか・・・・
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もしドラ

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海
ダイヤモンド社
ISBN-10: 4478012032
ISBN-13: 978-4478012031
発売日: 2009/12/4
1600円+税


遅れ馳せながら読んでみました。200万部超えのベストセラー、
確かに面白い読み物です。でもどんな人が読んでいるんだろう?

読書というのは多くの場合、現実逃避なんですよねぇ。日本の
管理職がこぞってこの本を読んでいるのだとすると「ちょっと
まずいんじゃないの?」という気になります。

ドラッカーは確かに鋭い洞察力を持ち、有益な書物を残して
いますが、忘れてはならないのは自らが組織のマネイジメントを
してはいないことです。極端なことを言えばおままごとであり、
ここが決定的な弱点なんです。そして実践で悩んでいる人に
とっては絶好の現実逃避になる危険があるんじゃないかと・・・
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怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

黒川伊保子 著
新潮新書 078
2004年7月20日 発行
2007年2月15日 11刷
680円+税

本屋で目にとまったので買ってみたのですが、とても
売れている本なんですね、知らなかった・・・

読んで見ると売れる理由もわかります。言葉の音と
人の感性の関係をテンポ良く記述していて、ちょっと
強引かなという展開の部分もすんなり読めてしまいます。

とても面白い本でした。
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「脳は意外とおバカである」

コーデリア・ファイン 著
渡会圭子 訳
草思社
2007年2月7日
1600円+税

久しぶりに面白い本でした。流石に本物の学者が
書いた本は迫力が違います。でも決して読んで
気分の良くなる本ではないですけどね。

そうそう、この本、翻訳も素晴らしいです。
違和感なく日本語になっています。
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「環境問題の杞憂」

藤倉良 著
新潮新書 192
2006年11月20日

基本的な考え方には同意できるのだけど、
「杞憂」と切って捨てる程の説得力を
持たないのが残念なところ。
参考文献をしっかり乗せているのは評価
できるなぁ。
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「駅伝がマラソンをダメにした」

生島淳 著
光文社新書 235
2005年12月20日
700円+税

思いっきり要約すれば、駅伝、特に箱根駅伝の
人気が上がってしまったために選手の育成も
それが中心となって、(長距離の本流である)
マラソンに集中できなくなっているというお話。

まぁ、それは確かにそうなんでしょうけど、
駅伝に人気がある理由がテレビで取り上げる
からというのはあまりにお粗末な分析でしょう。

駅伝はブレーキもあれば、○人抜きという
ドラマもあって面白いのです。一つのチームの
中でも力にばらつきがあるから、そうなるの
ですね。マラソンは一緒に走る相手より先に
ゴールすればいいけど、駅伝では後に力の弱い
選手が控えているなら一緒に走る相手に差を
つけて襷を渡さなきゃいけない。基本的には
タイムトライアル、そしてそれはとても辛い
競技です。だから面白い。まぁテレビの解説者
なんかも本当の魅力はわかってないような気も
しますけどね。
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散歩の達人



目黒線沿線企画ということで買ってしまいました。
ざっと見た感じでは、目黒に関しては特に新しい
発見はないように思います。ネパール料理屋が多い
ことで「目黒のネパール化」なんていうページが
ありますが、最もディープな店の名前も出ていません。
(この店に関しては後日記事を書きます。)

まぁしかし、買ってしまうんですよねぇ、こういう
企画物は(^^;

そうそう、武蔵小山イリッサも出ていました。まだ
私は行ってないのに、混んだらどうするのよぉ~
って、とっとと行かない自分が悪いのですが・・・
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「つっこみ力」

パオロ・マッツァリーノ 著
ちくま新書 645
2007年2月10日
700円+税

前作が小説を入れたりして試行錯誤感が漂って
いたのに対して、この第三作は全編を講演風で
通しており違和感なく一気に読み下せます。

いや、正確には途中に色々余興が入るのですが
それで流れが途切れないところが著者の筆力
ですかねぇ。

さりげなく鋭い言葉が並んでいます。
「ほとんどの社会問題は、だれも正解を知らないし
正解があるかどうかもわからない。」
「経済学って、どこか現実離れした理論や理想を、
むりやり現実に当てはめようとするから、経営者や
実務家にバカにされるんじゃないかしら」
「すべてのデータには、それを作成した人間の、
なんらかの意図や偏見が裏に隠されています。」等々

「面白さ」ということを中心軸として完成度の高い
本に仕上がっていますが、これを面白いと思う人は
実は意外に少ないのかも。
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カウンターから日本が見える -板前文化論の冒険-

伊藤洋一 著
新潮新書 183
2006年9月20日
680円+税

カウンターの魅力を初めて知ったのは
盛岡の「田舎屋ながさわ」という店でした。
普通のテーブル席の居酒屋に行ったのだけど
満席で姉妹店のカウンター席だけの店に
案内され、そこで板さんと話が弾んで・・・
もう一度行きたいと思っていたけど、
盛岡はあまりに遠く、なかなか行けない
うちに今は店がなくなってしまったようです。

それはともかく、そのカウンター、目の
前に俎板があって、料理人がいる、そして
上質の料理をいただくことができる。
そんな店は日本にしかないのだそうです。

へぇ~~っていう感じです。

この本ではカウンター席の歴史から
始まり、なぜ日本で普及したかの分析、
さらに日本文化論へと発展していきます。

文化論については少々こじつけが過ぎる
感もありますが、なかなか面白く読め
ました。

日本で普及した理由については5つを
上げていますが、私はもう一つ大きな
要因があると思います。それは家族との
関係。カウンターというのは基本的には
家族で行くものではありません。他の
国では一人で上質な物を食べに行ったら
家族からクレームが出るのではなかろう
かと。

そういった点では日本も欧米化しつつ
ありますから、これからはこの手の店は
厳しいかもしれません。
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終の器選び

黒田草臣 著
光文社新書 259
2006年6月20日 初版第1刷
900円+税

渋谷のメトロプラザにある黒田陶苑の代表
取締役が書いた陶磁器の解説書です。

実はこの店には苦い思い出があるのです。
店外ウィンドウに素敵な織部の俎板皿が
あったのだけど買い損ねてしまいました。
決して買えない値段ではなかったけど、
専門店の持つ独特の雰囲気の為に敷居を
跨ぐことができなかったのでした。そして
一週間後に心の準備をして行ってみたら、
すでになくなっていました。

それ以前には下関で萩焼の一輪挿しを
買い損ねたこともあるし、買って後悔
したことはないけど、買わずに後悔した
ことは結構あるのです。

そんな訳で一次は「欲しいと思ったら
買う」をモットーにしていたのですが、
今はそんな余裕はありません。だから
器屋にはなるべく近づかないようにして
いるのですが、本を見るくらいなら・・・

とは言え、物欲を刺激されないか心配
しつつ読んだのですが、以外に平気なもの
ですね。やはり写真や文章と現物が目の
前にあるのとでは全然違います。

で、本の内容ですが、タイトルの通り
日常に使う器について手法の解説と作家の
紹介をしています。高価な茶陶ではないので
とっつきやすさがあります。

まぁ、しかし、お金があれば、こんな本を
読むより店に行って話を聞く方がいいですね。
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おしえて! ニュースの疑問点

池上彰 著
ちくまプリマー新書 047
2006年11月10日 初版第1刷
720円+税

今、最も気になるジャーナリストの一人が
池上彰なのです。そんな訳で書店で目に
入ったこの本を買ってみたのですが、内容は
予想と大きく異なっていました。だって
毎日中学生新聞、毎日小学生新聞に載せた
記事を再編集したものなんですから。

まぁ、これはこれで知らなかったことや
興味深い話もあったので良かったのですが、
本を買うときは少し位は中を確認する癖を
つけた方がいいですね(^^;

ところで、「ちくま新書」と「ちくまプリマー
新書」の違いって何なんでしょう?この本にも
Webにも「プリマー」の位置付けの記述が
見当たらないのですが。
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人生相談は「不幸な人」にしよう -心理学に学ぶ意外な日常の法則-

内藤誼人 著
ソフトバンク新書 021
2006年10月30日 初版第1刷
700円+税

本のタイトルは実は一節だけのタイトルで、
全体としては様々な話題のオムニバスに
なっています。で、どの節も面白いことは
面白いのですが・・・

著者の肩書きは「心理学者」になっています。
しかし、この人、本当に心理学者なのかなぁ?
まぁ、何をもって心理学者と呼ぶかという
問題はありますが、少なくとも学会に属して
何らかの発表をしてるようには見えません。

そして、この本の内容はといえば通俗本としては
面白いです。しかし・・・

この本は他人の研究に自分の解釈を付加する形で
構成されています。しかし、この解釈が雑なのです。
例えば、遺伝と環境を分離するのは難しいこと
なのに簡単に原因を遺伝と決め付けたりして
いるのはいかがなものかと・・・

まぁ、その方が面白いのですけどね。そんな
わけで心理学者というよりは著述家という方が
あっていると思います。
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昼は雲の柱

石黒耀 著
講談社
ISBN4-06-213705-4
2006年11月28日 第1刷
2000円+税

blogでは初の小説かなぁ。

ネタバレにならない程度に・・・

地学ネタを得意とする筆者の第3作で、
テーマは富士山の噴火です。著者の
デビュー作「死都日本」では霧島の噴火が
テーマでした。これは一部では非常に評価が
高かったものの、一般にはあまり知られて
いません。やはり霧島じゃ・・・ということで、
今回は富士山なのでしょう。

噴火の様子は想定可能な範囲で最悪のもの
であり、決して荒唐無稽なものではありません。
ただ、その展開を読むのはある程度の地学的
知識がないと辛いかも。

筆者がもう一つ得意とするのは神話ネタで
日本書紀、古事記の内容が沢山出てくるの
ですが、古文が大の苦手の私にはこの辺が
ちょっと苦痛です。でも旧約聖書まで引っ張り
出してしまう大胆さは楽しめます。

分厚い本ですが、読む人は一気に読んでしまう
でしょう。でも前半で挫折する人も多いかも。
私は一気に読んでしまいました。
面白かったです。
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会社◆仕事◆人間関係が「もうイヤだ!」と思ったときに読む本

斎藤茂太 著
あき出版
ISBN4-86063-047-5
2004年2月1日 第1刷
2006年6月17日 第38刷
1400円+税

別に「もうイヤだ!」と思った訳ではないのですが、
書店で目に止まったので購入してみました。ちなみに
2ヶ月位前の話で著者が亡くなったのは読了した後
でした。

流石に精神科医にして文筆家である著者の作品だけ
あって、すらすらと読み進めることができますが、
その中には大切なことがちりばめられています。

ただ最大の問題は本当に「もうイヤだ!」と思った
人がこの本を手に取るかですね。
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これも経済学だ!

中島隆信 著
ちくま新書 610
ISBN4-480-6314-5
2006年8月10日 第一刷
720円+税

hirax.netで紹介されていたので読んでみました。

平林さんは
「第4章・第5章を私が勝手に題するなら、「これが経済学だ!」だ。」
とまで書いていますが、私はこの本に書かれている
ことは全て経済学ではないと思うのです。どうして
かと言えば、ここに書かれているようなことを研究
しても「経済学博士」の学位が取れるとは思わない
からです。

まぁ、平林さんもそれに関しては百も承知で、経済
学者にこういうことを考えてもらいたい、という
意味で言っているのだと想像しますけどね。


本の内容自体は私には1/3位は面白いところが
あったかなぁ。ただ、読んでいて苦痛な部分が
多いのです。よくゴルフ好きのオヤジが何かと
いうと「ゴルフに例えれば・・・」と話すでは
ないですか。あのノリで「経済学に例えれば・・・」
と書いているように感じてしまうのです。

そんな訳で私がタイトルを付けるなら「経済学者の
ヨタ話」だなぁ。

でも、この著者は経済学博士ではなく商学博士
なのでありました。
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