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マリインスキー「白鳥~」視聴感想

2008-01-24 01:06:53 | その他
雑感ですが、一応...

楽しかったです。なんつーか、『古典的』で。最近(?)「白鳥~」もアヴァンギャルドな演出のが多いんで(特に欧米では)、こういうトラディショナルなのは逆に珍しいのかも。

それにしてもやっぱりレベル高いですね~
ロパートゥキナは彼女の周りだけ重力が違ってるみたいだったし(13Aktチュチュ? 笑)、王子も安定したテクニックで危なげがありませんでした。ヴァリアシオンの人達もそれぞれ特徴的な動きをしっかり観せてくれたし、コールドも全員上手くて、動きも揃ってて(コールドはロシアと日本のバレエ団のが良いような気がしませんか?アメリカやフランスのは、有名バレエ団でも、動きがバラっバラだったりする...)。特に道化は絶品でしたね(そもそも芸達者な人でないとできない役ですが)。技にスピードも確実性もあって、演技力もあって。お客さんを『見てる』感じがしました。ディカプリオ似のベンノ(王子も誰かに似てるんだけど、名前が思い出せない...)も、王子をやらせてもいいんじゃないかってくらい上手でした。ま、ここのダンサーは全員、他所なら主役を張れるくらいなんでしょうけど。

演奏も素晴らしかったですが、一部、チャイコフスキーの原曲とは違ってたんで、私には耳慣れない感じがしました。もっとも「白鳥~」はプティパ振付の時点で、原曲とは使われる曲の種類や順序が変わってるんですが(オディールの踊る有名な曲は、もともとは第1幕)。それから、普通は1幕と2幕は分けて上演し、3幕と4幕は続けてやることが多いと思うんですが、この公演では1幕と2幕をくっつけて1幕とし、3幕と4幕を2幕と3幕として分けて上演してましたね(えーと、プティパのがそうだったのかな?)。ダンサーの負担を考えた幕割りなのかもしれませんが、曲の変更は、この幕割り変更と関係があるのかもしれません。

あと、どうでもいいことですが、以前ゲルギエフのインタビュー番組で、部分的にこの録画を見たことがあるのを思い出しました(←つい最近 笑)
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