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一応、秘密の…ホミンのお話置き場です。

ホミンだけ。ホミンの幸せが最上の幸せです。

七夕 14

2017-07-12 | 七夕




『勝手なライオンや、いい加減なサンタや、回りくどい上司でしょ?それから、可愛いトナカイや可愛いオオカミや、可愛い部下に…インパラも!後は見合い結婚の夫婦とかね!それぞれに、かなりのくっつきたい病を拗らせているけどね。君達とは比べものにならないよね~』



「……」

「……」


『夜通し頑張るから、朝、起きられなくて、またくっついて、日が暮れる。飽きもせず、それを毎日のように続けているから、仕事は全く捗らないしさ。周りも止められなくて、天帝も見かねて、仕方なく。離れ離れにしちゃうよね!』


「……」
「……」



まだ経験のない、身に覚えのない事を言われても、反応に困る。けれど、そんな事は有り得ないと、言い切れない。疼く予感を否定出来ない。


怪しげな鳥の言う事を黙って聞くべきなのだろうか。煩く鳴る心音をチャンミンに聞かれていないだろうか。何処に集中力を向ければ良いのか、混乱しながら…妙な汗を滲ませていた。







「…あ、あの。僕達の…行いについてはもう良いです。対処方法を教えて下さるのでは?」


『あっ!そうだった!その為に来たのに、前置きが長すぎた!』



チャンミンの問い掛けに、鳥は苦笑いで応える。



『このまま、対策もせず、突き進むと半年間位は、し放題。で、その結果…離れ離れにされて、年に一度、七月七日にしか会えなくなる』


「…は、はい」

「……」


『それを避けるには…』


「…さ、避けるには?」

「……」


『最初の繋がりを我慢する!だね!』


「……え?」

「……」


『君達は初夜を迎える前に、我慢出来ずにくっついちゃうんだよ。それが良くなかった!真面目なのに、順番を守らない背徳感で燃え上がってさ。まあ、その結果…婚姻の儀も遅れちゃうし、折角の婚礼衣装も破れちゃうし、凄く大変な事になったよね!』



「…そ、そんな事を…」

「俺達が…?」



あくまでも、陽気な口調での発言は…全てを信じるべきなのか。まだ困惑が勝るから、俺も恐らく、チャンミンも。顔を赤くして、鼓動を激しく鳴らしていた。









ジャンル:
小説
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