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一応、秘密の…ホミンのお話置き場です。

ホミンだけ。ホミンの幸せが最上の幸せです。

ケーキ屋さんの… 5

2017-06-02 | ケーキ屋さん





「おいっ!ケーキ屋!何してんだ!」

「………」

「チャンミンが心配じゃないのか!!」

「心配に決まってるだろ!」

「だったら、早くあけろっ!」

「……」



煩い鳥との攻防を見ていた医者は、苦笑いしてから、口を開く。



「いきなりで信用出来ないかも知れないが、心配は不要だ」

「……」

「患者を診る時に、余計な感情は持ち込まない。俺は医者だからな!」

「……」

「話に聞いたところだと、あんたの嫁は俺の嫁にそっくりらしいな。だとすれば、さぞかし可愛いだろうな…」

「…っ!」

「可愛い嫁の具合が悪いんだろ?早く診せてくれ」



発言が伴わない緩んだ顔を目にしてしまった俺は、益々、動けずに睨み返す。



「さあ、早く…」

「断る!」

「え?」

「危険人物を我が家に入れられない!」

「だから、俺は…危険人物じゃないって」


鋭い視線を受け流す自称医者…もどきは、苦笑いを続ける。





「医者!ケーキ屋!なにしてんだ!早く動けっ!」



ばたばたと飛び回る鳥が大声で叫ぶ。それと同時に奥から声が響いたから。仕方なく…本当に仕方なく、怪しい医者を招き入れた。





寝室の前まで辿り着くと、看護師チャンミンが顔を覗ける。



「ちょっと、旦那さん!何を騒いでましたか?ユノさんも!もっと早く来て下さい!」


「すまない…」

「悪かった」


「さあ、早く。中に入って下さい!」


声を揃えて謝ると、看護師チャンミンの許しが出たのか、扉が更に大きく開いた。













ジャンル:
小説
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