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一応、秘密の…ホミンのお話置き場です。

ホミンだけ。ホミンの幸せが最上の幸せです。

七夕 13

2017-07-12 | 七夕





一年も、我慢をする…?


言われた事の意味が直ぐに理解出来ず、瞬きだけを繰り返す。



「そんな事は不可能だ!」


響いたユノの声に、ハッとして…僕も一緒に声を上げた。


「そ、そんな難しい方法しか、ないのですか?」



『まだ、ちゃんと致してないのに、難しいって、はっきり言い切るんだね~!君達は本当に分かり易くて、予想通りだね!』



ユノと僕の真剣さを嘲うように、カササギは陽気に答える。



『一年ってのは、冗談だよ!言ってみただけ!』


「……」



カササギの言い方がふざけた態度に映るのか。肩に置かれたユノの手が震えた気がした。殺気のようなものを感じ、思わず顔を上げる。



『ちょ、ちょっと!怒るなよ!深刻さを打ち消そうと気を遣っただけでしょ!』


「……」


ユノの静かな怒りに怯えるカササギは、ふうっと溜息を吐いて、それまでとは違う顔をした。





『いい?君達は特別な関係性なの。互いに強く惹かれ、結び付きたいと想うのは世界の理。宇宙の神秘。どう足掻いても逃れられない、共に生きる事を定められた2人なんだ』


「……」

「…僕と…ユノが…?」


『ここだけじゃなくて、色々な世界に、色々な2人がいるけどね。君達は更に特別で…真面目で初な分、質が悪いと言うか…。言い方を変えれば、性欲が強すぎるんだね!』


「……」

「……」



僕は兎も角…ユノも?

まだ何も知らないから、余計に?


カササギの発言をどう受け止めて良いのか、分からない。熱くなる頬を隠したくて。僕はユノの胸元へ埋まってみた。けれど、どきん、どきんと大きく響くユノの心音を聞き、僕は益々、恥ずかしくなり…俯いてしまった。












ジャンル:
小説
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