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一応、秘密の…ホミンのお話置き場です。

ホミンだけ。ホミンの幸せが最上の幸せです。

七夕 20

2017-07-16 | 七夕




「ちょっと!貴方達!何をしているの!」

「まさか、もう結びついたんじゃ…」

「いや、衣はまだ纏っているから、大丈夫よ」





「…ん?姉様?」




何処からか…賑やかな声が迫り来て、重い目蓋を開ける。


あれ?僕は眠っていた?そんなつもりはなかったけど…。


あ!ユノ!

取り戻した意識が一番に反応した。慌てて手を延ばし、ユノが傍にいるかを確認する。



「…あ」

「…んん」


心配しなくても、ユノは傍にいた。しかも…上半身を露わにして、僕の懐へ手を延ばしている。



ユノが訪ね来てくれて…抱き合っていたのは、間違いない。

カササギとのやり取りは夢の出来事だった?

夢の中で絡んだから、現実でも絡み付いていた?


ぼーっと呆けながら、目の前にあるユノの逞しい胸へ頬を寄せると、姉様達の奇声が飛び交う。




「チャンミンっ!!」

「寝ぼけてるの!?」



姉様達は婚礼衣装についての話を聞こうと訪ねてきたみたい。それぞれに色々なものを抱え、騒いでいる。


特別な細工が施されている白い生地を目にし、僕はハッとした。




「あっ!姉様達!婚礼衣装は…破れない丈夫なものにして!あ、後、脱ぎやすい形態が良い!」



僕の急な叫びを聞いた姉様達は、顔を見合せ、言葉を失っている。


ユノはカササギとのやり取りは夢じゃなかったと知らせるように、真顔で、脱がせやすい衣装にしてくれと言っていた。











ジャンル:
小説
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