コンデンサ、澄んだ音という検索がはいってきていた。
この澄んだ音という表現が実は代理にわからない。
曲と曲の間にある無音が完璧な静寂になる。
これをいうのではないだろう?
あるところを変えると、音が緻密になり
通常ならギターの弦がなっているという状態が
ギターの弦の一本一本の音が解析され、表現されている。
これも、澄んだ音というのではないだろう。
クリアな音というのなら、やはり、OHによる、
(全基盤全半田まし・コンデンサグレードの高いものに全交換)で、
音はかなりクリアになる。
が、たいてい、グレードの低いオペアンプがついているので、
10クリアになっても、オペアンプが、6~7くらいの解析・表現をしないので
オペアンプもかえるとよくなるし、
オペアンプのための電源補強もするので、
オペアンプにありがちな、高い音にかたむくというパターンもなくなり
低音域が高音域をささえてくれる。
もちろん、音もクリアになり、輪郭がくっきりする。
コンデンサ 澄んだ音・・・
う~~~ん
コンデンサだけにたよると、きれいだけとか
くっきりするがキンキンしたかんじになるとか
柔らかくなって、押し出し感がなくなるとか・・・
つまり・・・?
なにかコンデンサなどをかえてみたものの
足らない部分がある。
と、いうことで、補充的に個性のあるコンデンサをいれてみるということだろうか?
澄んだ音って、むしろ、抵抗で変わる部分じゃないだろうか?
いつだったか、高橋がサイテーションのあまりにも、しょぼい安物の(性能が低い)抵抗を
グレードの高いものに、かえてみた。
ところが、すっきりくっきり、優等生の音で、おもしろみがないというか
すごいべっぴんさんなのに、色気や艶がない。
かざっておいといたら、みあきるぞ!!というパターンで、
これは、設計者、わざとこのプアな抵抗をつっこんで、
独特のざりざり感をだすことで、微妙な余韻や色気やふくらみをつくっているのだと納得して
もとにもどした。
と、いういきさつがある。
なにがいいたいかというと、頭で考えたり、データでなんとかだけでは、
割り切れないものがある。と、いうことになる。
これは、よくたとえにだすのだけど、
清酒をつくるのに、灰をいれてということがあるらしい。
そもそもが、杜氏が酒蔵の施主と喧嘩したかなにかで
嫌がらせにどぶろくの中に灰をつっこんだそうで・・・。
この嫌がらせがきれいに澄んだ酒を造るきっかけになったそうな。
通常の頭で考えたら、灰なぞ絶対、いれないわけだが、
AUDIOの世界では、あえて、灰をいれるということがありえる。
澄んだ音を目指すためにあえて、どこかに灰になるものをいれる。
と、いう、試行錯誤も必要なのかもしれない。