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守屋問題にしてしまう危険性
石破防衛相は23日午前の閣議後の記者会見で、守屋武昌前防衛事務次官が軍需専門商社「山田洋行」の元専務とゴルフを繰り返していた問題について、「在任中に発覚しなかったからといって、退職金を丸々受け取っていいとは思わない。本人自らが判断すべきだ」と述べ、退職金の自主返納を求める考えを明らかにした。また、接待を受け続けたことについて守屋氏が「長年のつきあいからやめられなかった」と話していることも明らかにした。
石破氏によると、守屋氏は聞き取り調査の中で、次官に就任した03年8月以降も元専務とゴルフを続けていたことを認め、「昨年秋まで(元専務と)プレーしていた記憶がある。プレーの都度、元専務に1万円渡すことになっていた。ゴルフの後、元専務とマージャンをすることがあった。その後、焼き肉店などで食事をすることがあった」と話しているという
。守屋氏は元専務との関係について、「20年以上前に知り合いになり、家族ぐるみのつきあい」と説明。利害関係者とのゴルフやマージャンなどを禁じた自衛隊員倫理規程が00年に施行された後もゴルフなどを続けた理由については「倫理規程は認識していたが、長年の個人的つきあいからやめることができなかった」と述べたという。
石破氏の判断は、判断として評価されないといけないのかもしれません。けれど、どこか、なんとなく、ずれがあるように私には思えます。
たしかに、守屋氏の関与は否定されるべきものではないようです。だから、防衛相が退職金返納求める考えをもってもぢかるべきでしょう。私が疑問をもつのは、なるほど守屋氏の責任も問われないといけないのですが、同氏の責任を追及して、それでおしまいになってはならないかというこです。守屋氏の誇った権勢による部分があるとはいえ、それだけではないだろうという疑問です。
防衛相の対応はトカゲの尻尾切りを容易に想像させるものではないか、そう思うのです。私は今回の問題を生み出す「構造的な背景」があると考えていますが、再発を防ぐためには、産軍癒着を産む構造に迫ることが必要条件でしょう。守屋前次官がそうした接待と引き換えに、元専務に自衛隊への兵器納入などで利益を提供したのではないか、という当然の疑惑はどうしたら晴れるのでしょうか。癒着を生みかねない防衛産業と防衛省の取引を公表することがその第一歩ではないでしょうか。いまの産軍の取り引きも機密を理由に国民の眼に止まることもなかったのではないかと思うわけです。
だとすると、再発をほんとうに防止する気があれば、防衛大臣のとるべきなのは、政財官の癒着構造を徹底して明らかにし、情報を国民に公開することではないでしょうか。
守屋氏と山田洋行元専務のつながりは、癒着構造の一部分を示すにすぎないと思うのです。守屋氏が断罪されるのはもちろんですが、それだけではなく、日本の防衛をめぐる政財官の癒着の疑念をぬぐいきれないからこそ、徹底して癒着を生む構造にメスが入れられなければなりません。
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日本の防衛は、『戦争屋』とは、全く縁を切った形で行って欲しいと、以前から思っておりました。日本の装備は、米軍関連企業の利益と、大いに連動してきました。
しかし、一国の防衛と言う、大事を考えれば、自前が大前提です。ましてや、日本は、世界一の、技術立国です。その上、先の大戦では、米国は『敵』だったわけです。
守谷元次官の件を機会に、CXのエンジンは、国産に替えさせたいです。
お立ち寄りいただきありがとうございました。
>日本の装備は、米軍関連企業の利益と、大いに連動してきました。
ご指摘のとおりで、とくに防衛は機密とからむとの理由で、国民に公開されることも少なく、情報の埒外に置かれていることが問題なのでしょう。
まずは、防衛省が国民に情報を開示し、国民の監視を強めることが必要でしょう。取引先くらいは公開でるはずですからね。