あっちゃんの日常

電車の中で考えることをまとめて紹介

入院で出会ったおばあちゃん達

2017-10-04 10:26:18 | 日記
7年前に股関節の痛みの治療のために入院したことがあります。幸いにも、今後の治療は自宅服薬で大丈夫と診断され、入院期間は2週間ほどで済みました。
症状も比較的軽く、大学の授業やアルバイトで疲れていた体をゆっくりと休ませる良い機会になりました。産まれて初めての入院でしたので、何もかもが新鮮でした。売店コーナーに用もないのに遊びに行ったり、3度のご飯や1日1回許されるシャワーを楽しみに待ったり、好きなだけテレビを見たり眠ったり、割と楽しく過ごしていました。場所が場所だけに悪夢を見たり、夜中に別室の人のうめき声が聞こえてきたのは少し嫌でしたが…。
そんな入院生活の中で特に記憶に残っているのが、同室のおばあちゃん達との交流です。6人部屋で、私以外は見事にご老人ばかりでした。皆さん鼻にチューブをつけておられたり、食事が制限されていたりして、私の存在はかなり場違いだったように思います。実際に、入院した時には「あなたみたいな若い人、どこが悪いの?」と興味深々で聞かれました。ですが皆さんとても優しく親切にしてくれました。お菓子をくれたり、自分の孫の話や昔の話をしてくれたり、私の話も聞いてくれたり、たった2週間ですが年齢の壁を越えて仲良くなることができました。私が退院する時には「寂しくなるねぇ、元気でね」と見送ってくれて、涙が出ました。
大学に通っている間はその病院で外来を受けることになったので、その度に病室を訪問していました。おばあちゃん達は誰も退院できていませんでした。会えて嬉しいような、まだ病と闘っておられるのが辛いやらで複雑な気分でした。
大学を卒業して社会人になると、場所の都合上、その病院への通院は難しくなってしまい、病院を変える事になりました。おばあちゃん達があれからどうお過ごしなのか、もう今では知る手段もありませんが、病気が治ってお元気で過ごされていることを願ってやみません。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加