東野翠れんさんの
「イスラエルに揺れる」
お父様は日本人お母様がイスラエル人
の間に産まれた翠れんさん。
彼女が訪れた間のイスラエルのことが
2歳の時やはりいたその地と
所々フラッシュバックして
描き綴られています。
彼女の文
カメラのアングルの様
と思っていましたら
彼女はモデルさんである前に
写真家だったんですね。
どうりで・・・
読んでいる間より
後で心の中にずしっとくる本です。
映画も本も
読んでいる間楽しく面白いものと
読んでいる時は
そんなに夢中になるという程でもないのですが
読み終わってから
自分の身体の中に残るものとがあります。
どちらかと言えば
アメリカ映画は観て楽しむ
フランス映画は観た後
残影を楽しむという感じがします。
イスラエルという国は
キリストの聖地でもあり
長い長い
パレスチナとのわだかまりが
解けない時を持つ国でもあります。
そんなことからこの本に興味を持ったのですが
どちらかというと
この本は
そんなハードな事より
素直な普段着を纏った
イスラエルを描いた本です。
彼女の写真はモノクロが多く
(古いものも多かったからかも)
それを眺めている中に
私も
モノクロ写真を撮りたくなって・・・・
ルッコラの白い十字の花が咲き・・・
白黒写真
セピア写真
ちょっと遊んでしまいました。